最も長い歴史をもつ判例実務誌
1 強行法規の違背は行政処分の当然無効原因となるか 2 農地買収計画書の記載要件 3 農地買収計画を公告することについての農業委員会の議決の要否
1 任意に支払われた制限超過利息および遅延損害金の弁済充当の効力 2 任意に支払われた制限超過利息および遅延損害金の残債務元の充当
いわゆる任意弁護事件において、被告人から弁護人選任の請求があったのに、その許否を決することなく、弁護人の出頭がないまま、公判を開廷して審理した違法ありとして破棄された事例
1 外国人登録申請の免責期間に関し、訴因変更手続を要しないとした一事例 2 寄港地上陸許可期間経過後本邦に残留する外国人の登録申請免責期間
1 傷害罪における傷害と強盗致傷罪における傷害とはその意義を異にするか 2 創傷の程度は軽微ではあるが強盗致傷罪の成立を認めるべき一場合
略式命令をした裁判官がこれに対する正式裁判の請求のあった被告事件につきなした裁判が除斥さるべき職務の執行にあたらない事例
1 共同相続人から不動産の所有権移転登記の抹消登記手続を求める訴の性質 2 いわゆる類似必要的共同訴訟における共同訴訟人の一部のなした控訴の取下及び訴の取下の効力
1 農地の強制競売で最高価競買人となった者の当該所有権取得について農地法第3条に基く許否の処分を決するにあたり、さきに同一農地について右差押の登記後に他の者に所有権移転の許可が与えられたことを考慮することの可否 2 国家賠償法第1条による国の賠償義務を否定した一事例
抵当権設定登記後の期間の定めなき賃貸借は民法395条の短期賃貸借としての対抗力があるが競落人はいつでも解約の申入をすることができる
1 弁護士法第28条にいう「係争権利」の意義。 2 訴訟代理人によって訴訟追行の行なわれた場合、本人(委任者)は、準備書面に記載された侮辱的文言による名誉毀損について不法行為の責に任ずるか。 3 弁護士法第28条違反の事実があるとして、同法第59条第1項により弁護士の懲戒を求めた行為が、過失による不法行為(名誉毀損)を構成すると認められた一事例
1 砂川事件で逮捕、起訴された事実は、解雇事由としての「会社の体面を著しく汚す不名誉な行為」にあたるか 2 地位保全の仮処分を求めるについての必要性