一定金額の債権担保のため不動産に抵当権を設定すると共に債権者の選択により債権全額の弁済に代えてその不動産の所有権を債務者に移転する趣旨のいわゆる代物弁済一方の予約を締結した場合において一部返済があったときは、債権残額と目的物の価格とが客観的にみて権衡を失するに至った場合は債権者は代物弁済予約完結権を失う趣旨と解すべきである
1 借地の転貸について賃貸人の書面による承答を要する旨の特約の効力 2 借地人がその営業を実質上は個人経営とかわらない法人組織に変更しその名義で借地上に建物を所有する場合と賃貸人の転貸承諾の要否
1 支払確保のため振出された手形の譲渡と原因債務の消滅の有無 2 支払確保のため振出された手形を所持しない債権者と原因債務の履行請求の許否 3 手形の原因債権に基く請求と手形の返還義務との同時履行
1 任意に支払われた制限超過利息および遅延損害金の弁済充当の効力 2 任意に支払われた制限超過利息および遅延損害金の残債務元の充当
1 公職選挙法第148条第1項にいわゆる「報道及び評論」の法意 2 右「報道及び評論」の範囲を逸脱しないものと認められた事例