効力のない弁済供託と履行遅滞の責任の免脱 効力のない弁済供託と雖も供託通知がされた以上弁済につき口頭の提供をしたものと解するを相当とする。
差押後第三債務者がした相殺は差押当時自動債権と受動債権が相殺適状にあったときに限り差押債権者に対抗できる。 相対立する数個の債権の相殺の場合に特にいずれの債権と債務とを相殺する旨の指定の必要はない。
1 土地改良区総代選挙の効力についての訴願に関する都道府県選挙管理委員会の裁決に対し、右裁決取消の訴を提起することの適否 2 投票管理者が、投票に際し投票数について調査すべき範囲 3 土地改良区総代選挙の選挙権は1世帯1個に限るか
賃貸人の書面による承諾なしに賃借人は賃借物の原状を変更しないことという特約があっても口頭の承諾をしたときは右特約を理由に契約解除することはできない。
1 農地法第13条第1項にいう国の所有権取得の性質 2 差押後の農地の買収及び売渡による所有権移転登記と強制競売手続続行の能否 3 同法第17条の買収令書の交付をうけた者の承継人の意義
1 風俗営業取締法第1条第1号にいう「客の接待」の意義 2 起訴状記載の訴因と異なる事実を認定するにつき、訴因変更の手続を経ることを要するとされた事例 3 訴因変更の手続を経ないで異なる訴因を認定する場合の違法
数人の相手方に向って、拳銃を数弾発射しその中一弾が1人に命中したが、その命中自体には相当偶然的要素が介入していると認められる場合において、未必的故意を認定した事例