家屋の賃貸借契約に賃貸人の書面による同意をえずに賃借家屋の原状を変更したり、造作を取付けたりしないことという特約がある場合、該家屋の土間を板間にする行為は特約違反に該当しない
家屋賃貸借契約の存続期間は満3力年とし、存続期間満了後双方協議の上賃貸借を更新する場合は賃料及び権利金は改めて協議の上これを決定するという条項は借家法第6条に照し無効である
牽連犯として起訴されたものと認められる住居侵入窃盗の事実について審理の結果住居侵入の点について有罪、窃盗の点について犯罪の証明なしと認定する場合判決主文は如何にあるべきか
国選弁護人を附した事件において追起訴のあった場合右弁護人選任の効果は当然併合審理された追起訴事件に及ぶか 被告人の防禦権を不当に制限したものと認めなかった事例
公職選挙法第237条第2項に「氏名を詐称しその他詐偽の方法をもって投票し又は投票しようとした者」の意味 右条項に「投票しようとした者」にあたる一事例
弁護士法第28条の規定(係争権利の譲受の禁止)に違反した行為は無効である。なおいわゆる隠れた取立委任による手形の裏書譲渡であっても同条にいう譲受行為に該当する