証拠調の所定方法によらないでもその証拠の内容を了解できると認められる場合にはその所定方法によらないでもその証拠調は直ちに違法とはいえないとした事例
医師ではない心理学専攻者たる県中央児童相談所々員が児童福祉法第15条第2項(改正前の)による資質の鑑別をなすにあたり女児を全裸にしても刑法第193条の公務員職権濫用罪を構成しないとした事例
相手方の同意を条件として提出された書面(刑訴法第321条又は第322条の場合)はその同意が得られなかった場合には当然に撤囘したものと認むべきか
当選の効力に関する訴願裁決の要旨の告示が、訴願人に対する裁決書交付前に行われた場合の、訴願人が訴を提起するについての出訴期間
家屋の貸主が貸借契約の終了を理由として家屋明渡を求める正当管理権の行使として借主の管守する家屋に対し自力による救済に訴えることはなお住居侵入罪を構成するとした事例
第三者が既に死亡した登記義務者(土地の売主)の代理人として登記権利者(土地の買主)とともに土地所有権移転登記手続を申請した場合、右申請に基く登記がたまたま実体上の権利変動と合致していても無効