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69077件中 66701-66720件目を表示中
  • 東京地裁平25.5.14判決

    マンション敷地内での犬(ドーベルマン)の咬 傷事故を原因として,被害者がそのマンション 内の賃借物件を退去するに至ったことにつき, 当該物件の賃貸人が犬の飼い主に対して求めた 得べかりし賃料収入等の損害賠償の一部が認容 された事例

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:266
  • 東京地方裁判所平25.5.15判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     Xは,外務省の専門調査員として委嘱期間2年間で採用され,在中国日本国大使館に赴任していた者である。
     Xは,中朝国境地域の現地調査・情報収集を目的として,6泊7日間の出張の承認を求める稟議書を提出し,外務大臣の承認を受けて,出張に出発したところ,その際,タクシー...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:170
  • 東京高裁平25.5.17判決

    1 独占禁止法上の課徴金債権が会社更生法204 条 1 項の規定により免責されるものである ということは,当該課徴金の納付を命じる審決 の違法事由たり得ないとされた事例

    2 独占禁止法上の課徴金は,会社更生法上, 独占禁止法に違反する行為が更生手続開始前に された場合には,課徴金納付命令が更生手続開 始後にされたとしても,更生債権として扱うべ きであるとの判断を示し,当該課徴金債権につ き更生計画認可の決定によりその責任を免れた とされた事例(傍論)

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:78
  • 東京地方裁判所平25.5.17判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要等
     本件は,総合格闘技競技である「Ultimate Fighting Championship」(「UFC」)の大会における試合を撮影・編集した映像作品(「本件各作品」)の著作権を有する原告が,被告は,本件各作品を,ウェブサイト「ニコニコ動画」に合計84回にわたり...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:319
  • 東京高裁平25.5.22判決

    公序良俗に反して無効な抵当権設定契約に基づ き競売手続により買受人が不動産を競落した場 合に,買受人が抵当権者と実質的に同一とはい えず,無効となる事由を了知して買受申出をし たともいえないとして,買受人の不動産所有権 の取得を否定することはできないとされた事例

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:164
  • 東京地方裁判所平25.5.22判決

    〔解 説〕
     1 本件は,公立学校共済組合の組合員であった者で退職共済年金の受給権者であった甲が死亡したことから,同人の養子であるXが,Yに対し,地方公務員等共済組合法(以下「地公共法」という。)に基づく遺族共済年金の決定の請求(以下「本件請求」という。)をしたところ,Yから,Xについては,甲...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:100
  • 大阪高等裁判所平25.5.22判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     Yが経営する介護付き有料老人ホーム(Y施設)に入居していたAは,入居3日目,自室で朝食を摂っていたところ,Y施設から提供されたロールパンを誤嚥し,窒息死するという事故が発生した。
     Aの相続人であるXらは,前記事故は,Y施設がロールパンという誤嚥の危険のある食物...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:160
  • 東京地裁平25.5.23判決

    第二次旭ダイヤ街宣活動差止等請求事件

    1 原告らの訴えが,訴権の濫用,二重起訴の いずれにも該当せず,また,前訴判決の既判力 の抵触もないとされた事例

    2 会社及び会社役員等の,労働組合,元従業 員等に対する名誉・信用毀損による損害賠償請 求及び街宣活動差止請求がいずれも認容された 事例

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:150
  • 大阪地裁平25.5.23判決

    馬券購入行為から生じた所得は,原則として, 一時所得に該当するが,本件の馬券購入行為に ついては,回数,金額が極めて多数,多額に達 しており,その態様も機械的,網羅的なもので あること等から,これにより生じた所得は雑所 得に該当し,外れ馬券を含めた全馬券の購入費 用等が必要経費に当たるとした事例

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:377
  • 東京高等裁判所平25.5.27決定

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,実父母の同意がない状況下で特別養子縁組の申立てを認めるのが相当か否かが問題となった事案である。本件事案の概要は次のとおりである。AとB(以下「実父母」という。)は平成15年に婚姻した夫婦であるが,同年から平成21年までの間に3人の子供(一男二女)を事前に...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:222
  • 東京高裁平25.5.28判決

    強盗殺人及び死体遺棄の事案において死体の運 搬保管を引き受けてこれを実行した者について 強盗殺人の共謀共同正犯の成立が否定された事 例

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:165
  • 東京地裁平25.5.28判決

    1 ソフトウェア開発契約において,請負人が 仕事を完成させたということができるための最 後の工程が,シナリオテストを終えて一応の品 質の確保がされたことであるとした上,それを 終えて納品された以降に発見される不具合・障 害は,瑕疵担保の問題であるとされた事例

    2 納品された新基幹システムに順次,長期間 にわたって軽微とはいえない瑕疵が発現した 上,不具合・障害が更に多数発生する原因とな る可能性のある事情も存在することを理由に, 瑕疵担保責任に基づくソフトウェア開発契約の 解除が有効とされた事例

    3 ソフトウェア開発契約の対象である新基幹 システムを導入するための導入支援契約が,ソ フトウェア開発契約とは区別された準委任契約 で,注文者の導入作業を支援して一定程度進め たという限度ではその契約の目的も達成してい るとして,ソフトウェア開発契約が解除されて も導入支援契約までが解除されたとはいえない とされた事例

    4 瑕疵担保責任に基づく損害賠償責任につい て,要件定義,外部設計段階で支出した金額までが相当因果関係のある損害であるということ はできないとしたほか,相当因果関係の認めら れる損害についても,納入された新基幹システ ムに多くの瑕疵が発生した主たる原因は,注文 者が費用負担についての明確な合意をしないまま請負人に対し多くの変更を余儀なくさせ,納期の遵守も困難にさせたことにあるとして,公平の観点から過失相殺の法理に基づく大幅な減額(8 割)が認められた事例

    引用形式で表示 総ページ数:32 開始ページ位置:234
  • 神戸地方裁判所姫路支部平25.5.29判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     Xは,産業廃棄物等の収集・運搬処理業等を営むA社を経営するBの長男の妻である。Xは,保険会社Zとの間でその所有に係るダンプカー(以下「本件車両」という。)について,保険者をZ,被保険者をXとする車両保険契約を締結していた。同契約には,衝突,接触,墜落,転覆,物の...

    引用形式で表示 総ページ数:20 開始ページ位置:102
  • 東京地方裁判所平25.5.29判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     本件は,夫婦同氏制度を定める民法750条を改正して選択的夫婦別氏制度を設けないという立法不作為について,国家賠償法上の損害賠償請求をした事案である。
     Xらは,婚姻に際して夫婦の一方に氏の変更を強いる民法750条は,憲法13条及び24条1項2項により保障されてい...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:81
  • 東京地裁平25.5.30判決

    不動産の所有権移転登記が連件申請の方法により行われ,前件と後件の登記手続を代理する司 法書士が異なる場合に,各司法書士が後件の登 記権利者に対する関係で調査義務を負う要件に ついて判示した事例

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:357
  • 東京地方裁判所平25.6.6判決

    〔解 説〕
     1 事案の概要
     原告は,A所有の土地(以下「本件土地」という。)の上に建物(以下「本件建物」という。)を所有しており,本件土地及び本件建物には,共同担保の目的として,A及びBを債務者とし,極度額を5000万円とする根抵当権(以下「本件共同根抵当権」という。)が設定されていた。そ...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:351
  • 最高裁判所第一小法廷平25.6.6判決

    〔解 説〕
     1 本件は,Yの従業員であるXが,解雇により2年余りにわたって就労を拒まれ,解雇が無効であることを確認する判決が確定して復職した後に,合計5日間の労働日につき年休の請求をして就労しなかったところ,労基法39条2項所定の年休権の成立要件を満たさないとして上記5日分の賃金を支払われな...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:57
  • 最高裁判所第一小法廷平25.6.6判決

    〔解 説〕
     1 はじめに
     本件は,亡Aの遺言執行者であるXが,Yに対し,Aが死亡時に有していた未収金債権(以下「本件未収金債権」という。)の支払を求めた事案である。Xは,既に,本件未収金債権の一部を請求する訴えを提起し,全部認容判決を得ており,本件訴訟はその残部を請求するものである。主な争...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:136
  • 東京地裁平25.6.10判決

    債務整理を司法書士に依頼した債務者からの貸 金業者に対する消滅時効の援用が,信義則に反 するものとまでいうことはできないとして,当 該貸金業者から当該債務者に対する貸金請求が 棄却された事例

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:298
  • 東京高裁平25.6.11判決

    海上自衛隊護衛艦と漁船の衝突事故に関し,両 船が互いに進路を横切る関係にある場合,相手 船を右舷に見る側の護衛艦に,衝突のおそれが あると判断される「見合い関係」が成立した時 点から避航義務が発生するが,護衛艦の当直士 官であった被告人らの過失の有無については, 一定の幅のあるものとしてしか特定できない漁 船の航跡の中で被告人に最も有利な航跡に基づ いて判断すべきであり,これによると,避航義 務を課すべき舷灯の最短視認距離の範囲内で は,護衛艦から見た漁船のコンパス方位に明確 な変化が認められることなどから,「見合い関 係」が成立しておらず,護衛艦に避航義務は認 められないとして,被告人らを無罪とした原判 決が結論において維持された事例

    引用形式で表示 総ページ数:28 開始ページ位置:278