〔解 説〕
1 事案の概要
本件は,X(1審原告。控訴人兼被控訴人)において,Y1(1審被告。被控訴人兼控訴人)が使用している「混銑車自動停留ブレーキ及び連結解放装置」(本件装置)に組み込まれた本件プログラムの複製物につき,Xが譲渡などにより本件プログラムの著作権を取得したところ,Y1が本...
〔解 説〕
1 事案の概要
原告らは,いずれも倉庫業者であり,被告の区域内に倉庫を所有し,被告に対して固定資産税及び都市計画税(固定資産税等)を納付してきたが,被告の知事及び税務担当職員が,平成元年度から平成13年度までの各年度における倉庫についての固定資産税等の賦課決定の前提となる価格を...
〔解 説〕
1 事案の概要
本件は,X1が,Yが占有するゴルフ場においてプレー中に,コース脇にあるふたのない本件マンホールに転落して傷害を負ったとして,工作物責任もしくは一般不法行為責任に基づく損害賠償として,X1が,治療費,休業損害,慰謝料等の,X1が勤務する医療法人社団であるX2が,代...
〔解 説〕
1 事案の概要
(1) 原告は,ゴルフ場の敷地等として利用されている不動産(津市市内所在)を所有する清算中の会社であるが,被告の市長(以下「市長」という。)は,平成2年度から平成14年度までの間,ゴルフ場敷地の森林部分とコース部分とを分離評価せずに固定資産税額の算定を行い,原告に...
〔解 説〕
1 事案の概要
(1) 本件は,X1が,地方公共団体であるYの開設する病院(以下「Y病院」という。)で顔面神経麻痺に対する星状神経節ブロック注射(以下「SGB」という。)を受けた後,遅発性の頸部・縦隔血腫による気道狭窄を生じ,その後低酸素脳症により重篤な後遺障害を負うに至ったこと...
〔解 説〕
1 事案の概要
本件事案の概要は次のとおりである。
亡Aは,平成19年11月27日14時30分ころ,のどの痛み,頭痛,高熱などの症状があったため,本件病院を受診し,急性扁桃腺炎や急性喉頭膿瘍の疑いがあり,容体急変の可能性もあったため,入院することになった。亡Aは,同日18時1...
〔解 説〕
1 事案の概要
本件は,破産会社が破産手続開始前に行った会社分割(新設分割)がいわゆる濫用的会社分割にあたり破産法160条1項の否認の対象になるか,また,当該会社分割を助言,指導した会社に対し支払われた報酬の返還を求めることができるか否かが問題となった事案である。A社は,ベニヤ...
〔解 説〕
1 本件は,被相続人Aの遺産分割事件であり,事案の概要は,次のとおりである。
(1)Aの相続人は,前妻との子であるXら3名,後妻であるY1,AとY1との子であるY2・Y3の6名である。
(2)Aは,生前,Y2に対して,民法903条1項の特別受益に当たる贈与をし(以下「本件贈与」と...
〔解 説〕
第1 事案の概要
1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「プラバスタチンラクトン及びエピプラバスタチンを実質的に含まないプラバスタチンナトリウム,並びにそれを含む組成物」とする特許権(本件特許権)を有する控訴人(一審原告)が,「プラバスタチンNa塩錠10mg『KH』」(被告製品)...
〔解 説〕
1 事案の概要
本件は,Y1から,いわゆるFX取引(外国為替証拠金取引)を自動で実行するプログラムを購入し,これを使用して同取引(以下「本件取引」という。)を行ったXが,①特定商取引に関する法律(平成21年法律第49号による改正前のもの。以下「特商法」という。)9条1項に基づく...
〔解 説〕
1 事案の概要
本件は,証券会社Y(第一審被告)に総合取引口座(本件口座)を開設し,本件口座を通じて株式(本件株式)を買い付けたX(第一審原告)が,本件口座やYから送られた郵便物のXの氏に戸籍上の氏と異なる漢字が用いられていたことから,Yに対して本件口座に戸籍上の氏と同じ漢字を...
〔解 説〕
1 事案の概要
X1は,強盗殺人等事件の被告人として起訴され,平成19年4月10日,最高裁で上告を棄却する判決が言い渡され,同年5月9日,死刑判決が確定し,以後,死刑確定者として広島拘置所に拘置されている。
X1の上記刑事事件の弁護人として活動してきた弁護士X2とX3は,平成...
〔解 説〕
1 本件は,税理士であったYとの間で相続税等の申告手続に係る委任契約を締結したX1ないしX4が,Yが行った申告に相続財産の申告漏れ等の不備があったために修正申告及び重加算税等の納付(以下「本件修正申告等」という。)を余儀なくされたと主張して,Yに対し,債務不履行(受任者の善管注意...
〔解 説〕
1 事案の概要及び争点
本件は,被告人に対する職務質問を端緒として強制採尿令状が発付され,尿中から覚せい剤成分が検出されたとして覚せい剤使用の事実で起訴された事案であるところ,原審では,公判前整理手続において,被告人による覚せい剤使用事実の有無と,被告人に対する職務質問及び(現...
〔解 説〕
1 本件は,都立高校の元校長であったXが,在職中に都教委からされた種々の行為が違憲・違法である,非常勤教員採用候補者選考につき不合格としたことは裁量権の逸脱・濫用であると主張して,国家賠償法1条1項に基づき,損害賠償を求めた事案である。原告の主張する違法行為は多岐にわたり,①文化...
〔解 説〕
1 事案の概要
Yは,持ち帰り弁当販売のフランチャイズチェーン「ほっかほっか亭」(以下「本件フランチャイズチェーン」という。)のマスターフランチャイザーであり,Xは,13の地区又は地域について,Yとの間でそれぞれフランチャイズ契約(以下,13の契約を併せて「本件フランチャイズ契...
〔解 説〕
1 事案の概要
原告は,航空会社において機長を務めるパイロットであったが,いわゆるバブル経済の時代に不動産投資で失敗し,所有不動産には評価額を上回る債務の抵当権が設定されていた。かつて原告は,妻との離婚事件を被告の弁護士に委任し,離婚は成立したが,その際,妻の連帯保証につき,今...
〔解 説〕
1 本件は,睡眠薬等を摂取させて数時間にわたり意識障害等を伴う急性薬物中毒の症状を生じさせた行為につき傷害罪の成否が争われた事件において,その成立を肯定したものである。
2 事案の概要は,大学病院の医師である被告人が,同病院内において,①フルニトラゼパムを含有する睡眠薬の粉末を...
〔解 説〕
1 事案の概要
Xの母A(大正4年生)は,平成16年10月15日,公正証書により,Aを委任者,司法書士であるYを受任者として任意後見契約を締結するとともに,Aの財産の管理等の事務を委任する財産管理委任契約(以下「本件契約」という。)を締結し,Yに対して郵便貯金通帳,所有不動産の...
〔解 説〕
1 本件は,原告らが,発明の名称を「電子レンジのマイクロ波を利用し,陶磁器に熱交換の機能性を持たせ,調理,加熱,解凍を行う技術」とする発明について,特許出願をしたところ,拒絶査定を受けたので,これに対する不服の審判を請求し(不服2010─7186号事件),特許庁が,「本件審判の請...