《解 説》
1 本件は,被告が発行する週刊誌において,テレビ放送局である原告が,平成5年に放映された失踪者についての特集をした番組の取材において,Aさんが韓国慶州で失踪した事件につき北朝鮮による拉致であるとの詳細な証言を得ていたにもかかわらず,その証言をAさんの家族にも報告せず11 年間も...
《解 説》
第1 はじめに
1 本件は,当時18歳になって間もない少年であった被告人が,平成11年4月14日の白昼,配水管の検査を装って上がり込んだ山口県光市内のアパートの一室において,当時23歳の主婦(以下「被害者」という。)を強姦しようとしたが,激しく抵抗されたため,被害者を殺害した上...
《解 説》
Xは公立中学校の家庭科を担当する教員であり,平成12年4月からA中に勤務していたところ,同15年4月,Y1(都教委)によりB中への転勤を命じられた(本件転任処分)。Xは,同年5月,本件転任処分はXをA中から排除する目的でされたものであること,自宅からB中までの通勤時間が往路,復...
《解 説》
1 本件は,Sが,平成11年4月30日,自宅で倒れ,被告が経営していた病院(以下「被告病院」という。)に救急車で搬入されて入院したところ,同病院医師が,急性大動脈解離の合併症としての急性腹部大動脈閉塞との診断をし,人工血管導入等の血行再建術又は高次の医療機関への転送を行うべき注...
《解 説》
1 本件は,Y2の従業員であるY1が業務の遂行として自動車を運転している際に,路上にいた亡Aに衝突し,同人を轢過し,同人を死亡させた交通事故について,亡Aの相続人である亡Aの妻(X1)及び子(X2)が,Y1に対して自動車損害賠償保障法3条,Y2に対して民法715条に基づき,死亡...
《解 説》
1 本件の特色は,カードローンに係る貸金返還請求事件において,被告が口頭弁論期日に欠席したにもかかわらず,弁済金の充当方法に関する原告の主張が排斥され,原告が一部敗訴した点にある。
2 原告と被告の取引は,いわゆるカードローンなどと呼ばれるものであり,被告は,一定の利用限度額...
《解 説》
1 本件は,原告らが,株式会社ミドリ十字(以下「ミドリ十字」という。)が製造,販売した血液製剤フィブリノゲン(以下「フィブリノゲン製剤」という。)及び非加熱血液凝固第Ⅸ因子複合体製剤(以下「クリスマシン」という。)によってC型肝炎に感染したとして,合併等により,ミドリ十字の負債...
《解 説》
1 事案の概要
Xは刑務所内で懲役刑に服役中であるところ,平成17年10月から平成18年2月にかけて合計5回にわたって懲罰処分(軽屏禁(文書図画閲読禁止併科)10日ないし30日。最後の懲罰処分の執行が終了したのは平成18年3月10日であった。)を受けたので,その取消等を求める...
《解 説》
1 本件の診療経過等は,以下の通りである。
患者は,平成13年10月,乳がん検診を受診し,左乳腺腫瘤を指摘されたため,同月23日,被告病院を受診し,触診,エコー,マンモグラフィー,吸引細胞診等の検査を受けたところ,マンモグラフィーによっては,癌は描出されなかったが,エコーの結...
《解 説》
1 Xは,テレビ等にも出演したことのある有名なホストであるが,インターネットのホストクラブ等の情報交換を目的とする電子掲示板上(以下「本件掲示板」という。)に,「私,春也さんとやったでぇ~でも性病やった。そんな事気にしてないけど」「春也さんは性病でした。花子うつされた~」との書...
《解 説》
1 本件は,信用協同組合に対する預金返還請求事件である。
(1) 本件預金は,既に第三者から払戻請求がされ,Y(信用協同組合)は,その払戻しに応じていたことから,本件の主たる争点は,この第三者への払戻しが有効な弁済に当たるか否かにあった。1審は,第三者への払戻しについてX(預...
《解 説》
本件は,平成14年7月27日,自動車運転中に自動車ごと海中に転落して溺死した亡Aの法定相続人たる妻と長男,長女(X1~X3)が原告となり,被告である保険会社2社(Y1,Y2)に対し,亡Aの死亡事故は「急激かつ偶然な外来の事故」であることを主張して,平成12年10月から平成13年...
《解 説》
1 本件本訴は,Xが,民事再生手続を申し立てたYに対し,その再生手続開始決定前にXY間で締結した商品管理及び物流システムの構成機器の売買契約に基づく売買代金債権(以下「本件売買代金債権」という。)や,物流業務委託契約に基づくYの民事再生手続開始後の委託料債権が共益債権であるなど...
《解 説》
1 本件事案の概要は次のとおりである。M(昭和24年9月6日生まれ,当時45歳,以下「被災者」という。)は,平成7年7月21日,東京都足立区鹿浜6・7丁目付近で,A社の道路舗装工としてアスファルト(輻射熱約145度)を均す作業に従事していたところ,同日午後4時ころ,突然発作を起...
《解 説》
1 本件は,私立大学の入学試験に合格した者が,入学金及び授業料等(以下,これらを総称して「学納金」という)を納付した後に,入学を辞退したため,大学に対して学納金の返還を求める,いわゆる学納金返還訴訟である。
具体的には,原告らは,私立大学の入学試験を受験して合格し,各大学の定...
《解 説》
Aは中学2年生の男児であって,200メートル個人メドレーをバタフライ,背泳,平泳ぎ及びクロールで泳ぎ切ることのできる能力を有しており,Y1の設置するスイミングスクールに通っていた者であるが,平成13 年11月のある日,同スクールにおいてジュニアコースの進級テストが実施されることと...
《解 説》
1 Xは,福岡県にある団地の居住者であるが,団地内の土地建物所有者全員で構成されたYの通常総会の議決方法に規約違反があるとして,Yに対し,平成11年度から平成14年度までの通常総会における各決議が無効であることの確認等を求めて提訴した。なお,Yの規約によれば,Yの組合員資格は,...