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雑誌
   
69077件中 53421-53440件目を表示中
  • 《解  説》
     一 近時、不法投棄された産業廃棄物の処理問題が大きく論じられている。本件は、投棄自体は承諾を得て民有地上にされたものでそれ自体は不法ではなかったが、投棄した場所が片側崖地状の山の上で、投棄方法が杜撰であったため、大量の産業廃棄物が谷側の隣地に滑り落ち、隣地所有者に損害を与えた。...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:220
  • 《解  説》
     一 訴外Aは、昭和六三年五月三日、自動二輪車に乗車して青森県上北郡下田町内の町道を北西方面から向山三〇六二番地一先の交差点に向って走行中、右交差点を県道方面から一時停止することなく直進してきたY1運転の普通貨物自動車に衝突されて死亡した。
     そこで、Aの遺族であるXは、右加害運...

    引用形式で表示 総ページ数:13 開始ページ位置:110
  • 《解  説》
     一 原告は昭和五一年から新潟三区で連続六回当選していた衆議院議員で、平成三年には郵政大臣に就任した者である。被告は全国紙を発行する新聞社であるが、平成四年九月一七日付及び同年一二月一九日付朝刊に、平成元年六月に行われた新潟県知事選挙に立候補して当選した金子清陣営に対し佐川急便グ...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:238
  • 19 原因競合(3) 交通事故の被害者の神経症状による損害につき、被害者の心因的素因との競合を認定し、民法722条2項の法理の類推適用により、その60パーセントが減額された事例

    湯川浩昭   

    東京地裁平6.7.28

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:172
  • 《解  説》
     一 事案の概要は以下の通りである。
     当時三六才の主婦であったAは、旅先で突然頻拍発作を起こし、救急車でY医院に搬入された。Y医師は、発作性心房性頻拍と診断し、抗不整脈剤等を投与したが、Aは夜間に嘔吐物の誤飲により呼吸困難、意識不明に陥り、翌日広島市内の病院に転送されたが、意識...

    引用形式で表示 総ページ数:10 開始ページ位置:245
  • 《解  説》
     一 X1は、昭和六一年一一月当時、電子機器メーカーに勤務して測定器の組立作業に従事している者であるが、同月二八日、横浜市緑区荏田町内の交差点を横断中、Yの運転してきた普通乗用自動車に衝突され、腰部打傷、両膝挫傷、左座骨骨折、頭部打撲等の傷害を負った。
     そこで、X1は、昭和六一...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:246
  • 《解  説》
     判示事項一について
     本判決において、被告人は、警察官の停止の呼びかけを無視し自動車の走行を続け、停止後前歴紹介の結果等から覚せい剤所持の嫌疑をもたれ、自動車内の検索等を求められているうち、警察官が自動車を外から覗いた際その床上に結晶状の物があることを発見しこれにつきいわゆる予...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:281
  • 岐阜地大垣支平6.7.29判決

    《解  説》
     一 X1は、平成五年一月一日、夫であるX2所有の自家用小型乗用車を運転して、岐阜県大垣市内の道路上を走行中、ハンドル操作を誤り、右自動車を道路側の自動販売機に衝突する事故を起こした。
     X1は、当時妊娠中であり、翌二日、帝王切開により男児Aを出産したが、翌三日死亡したため、X1...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:281
  • 《解  説》
     一 本件は、方法(精米方法)について特許権を有する原告が、被告がその方法の発明の技術的範囲に属する方法を用いる精米機を製造販売していると主張し、特許法一〇一条二号の間接侵害を根拠として、被告製造、販売の精米機の製造販売等の差止め、廃棄及び損害賠償を求めたものである。
     二 原告...

    引用形式で表示 総ページ数:14 開始ページ位置:281
  • 《解  説》
     一 本件は、覚せい剤使用の事案であるが、公訴事実は、被告人は、「平成六年一月上旬ころから同月一八日までの間、千葉県内又はその周辺地域において、覚せい剤を含有する水溶液若干量を自己の身体に注射した」というものであった。ところが、原審で検察官が提出した証拠によれば、被告人の使用行為...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:290
  • 1 マンションでの動物の飼育を具体的な被害の発生の有無を問わず禁止する管理規約の規定の効力の有無(積極)  2 マンションの管理規約を改正して動物の飼育を禁止する規定を新設することが右改正前から既に犬を飼育している区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすとはいえないとされた事例

    和根崎直樹   

    東京高裁平6.8.4

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:46
  • 《解  説》
     一 テレホン・カードが刑法上の有価証券に当たるかについては、学説及び裁判例上争いがあったが、最決平3・4・5刑集四五巻四号一七一頁、本誌七五六号一一六頁は、その磁気情報部分並びに券面上の記載及び外観を一体としてみれば有価証券にあたるとし、なお、テレホン・カードの磁気情報部分に記...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:288
  • 《解  説》
     一 本件は、分譲マンション(鉄筋鉄骨コンクリート造り七階建二六戸の一般居住用マンション)の管理組合の管理者であるXが、区分所有者であるYに対し、Yが犬(イングリッシュ・ビーグル、中型、牝の猟犬)を居室内で飼育していることが、第一次的には、Xの入居当初から入居案内により禁止されて...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:301
  • 《解  説》
     一 本件は、福山市施行の土地区画整理事業において、福山市が取得した保留地を随意契約により売却したところ、その売却方法、相手方の選択及び売却価格の決定が違法なものであり、これにより福山市は保留地の時価と売却価格との差額に相当する損害を被ったとして、控訴人である福山市の住民らが、地...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     一 本件は、ゴルフプレー中に、Yの打ったボールがXの後頭部を直撃し、後頭部挫傷、脳震盪等の傷害を負わされたとして、XがYに対して不法行為に基づき損害賠償を請求した事案である。
     一審は、Yの打ったボールがXの頭部に当たったこと、Yに先行プレーヤーの安全確認を怠った過失があったこ...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:225
  • 《解  説》
     本件は、犯行当時一九歳の少年に対する死刑事件として、マスコミに大きく取り上げられ、社会の耳目を惹いたものである。
     事案の内容は、本判決の「罪となるべき事実」に詳しく摘示されているとおりであるが、被告人は、平成三年一〇月から平成四年三月にかけて、三名に対する強盗殺人罪、一名に対...

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:107
  • 《解  説》
     一 本件は、いわゆる「袴田事件」と呼ばれる住居侵入、強盗殺人、放火事件の死刑確定者の再審請求に対する棄却決定である。
     昭和四一年六月三〇日午前一時五〇分ころ静岡県清水市内の味噌製造販売会社である通称「こがね味噌」商店の専務方から火災が発生し、鎮火後の焼け跡から家人四名(専務、...

    引用形式で表示 総ページ数:17 開始ページ位置:283
  • 《解  説》
     Xは、M市の住民であるが、同市の市議会議員が平成二年度に受けた旅費の支給が違法であるとして、市長Yに対し、合計二四三万円余の損害賠償を求め、住民訴訟を提起した。Xが違法であると主張する旅費の第一は、市議会議員二〇名がそれぞれ一五万円宛支給を受けた個人研修旅費であり、五名について...

    引用形式で表示 総ページ数:7 開始ページ位置:102
  • 《解  説》
     一 Xは、境港において水面貯木場における水面倉庫業を営む株式会社であるが、Xの水面貯木場に保管する原木に限り、原木を積載した船舶から卸下された原木の「いかだを組んでする木材の運送及び水面貯木場への搬入(いかだ運送事業)」を自ら行うことについての免許を求めた。
     これに対して、Y...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:141
  • 《解  説》
     一 Xは、平成三年一月、件外Aに対する債権を担保するため、件外B所有の本件土地とその地上建物につき根抵当権の設定を受けてその旨の登記を経由していたが、Bは、その後の同年八月、本件土地上に他の本件建物を新築したうえ、件外Cにこれを譲渡し、平成五年六月、Cのための保存登記を経由して...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:272