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69077件中 52981-53000件目を表示中
  • 《解  説》
     一 Xは、Yとの間で、昭和六一年五月から同年一一月までの間に、Yを被保険者として、三口の総合保険契約(保険金合計一二億円)を締結したところ、昭和六二年五月三〇日、保険の目的物と家財産が不審火により焼失するに至ったが、Yが保険金の不正取得を目的として右保険契約を締結したものである...

    引用形式で表示 総ページ数:8 開始ページ位置:274
  • 東京家八王子支平6.1.31審判

    《解  説》
     一 事案の経過は、本審判によれば、およそ次のとおりである。
     1 父Xと母Aの間に生まれた長男の名前につき、Xは「悪魔」と命名しようと考え、平成五年八月二日、H市役所に問い合わせたところ、受理されるとの回答であったので、同月一一日、子の名を「悪魔」とした出生届を戸籍課に提出した...

    引用形式で表示 総ページ数:6 開始ページ位置:75
  • 《解  説》
     X1は英国法にもとづいて設立された銀行で本店をロンドン市、支店を東京都に有するもの、X2は英国法に基づいて設立された会社で本店をロンドン市に有するもの、Yは日本法により設立された会社で東京都に本店を有し、英国の領土内には支店又は営業所を有しないものである。X1はその本店において...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:300
  • 大喪の礼当日の市立音楽堂使用許可申請書の受理を拒否したことを違法として国家賠償請求を認容した事例

    齋藤憲次   

    大阪高裁平6.2.1

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:104
  • 《解  説》
     Xは、企画集団「なんぼのもん社」の事務局を担当する者であるが、昭和天皇の大喪の礼が行われる平成元年二月二四日にY1市の管理運営する音楽堂において「天皇制はいらない!今日は愉快にそして、楽しく!」との名称で音楽トークを開催しようと考え、その使用許可申請を行ったが、許可申請書を返戻...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:155
  • 福岡地小倉支平6.2.1判決

    《解  説》
     一 本件は、第九八六号事件(以下「第一事件」という。)及び第九八七号事件(以下「第二事件」という。)ともに、いずれもマンション管理組合の理事長が、マンションの分譲業者に対し、購入者の共有地であるマンション敷地の一角を専用使用権付駐車場として右業者が販売して受領した対価を、不当利...

    引用形式で表示 総ページ数:15 開始ページ位置:186
  • 《解  説》
     YはXが実質的に経営する会社に入社した際、その条件としてXから本件不動産の贈与を受けたと主張し、これについて処分禁止の仮処分を得て執行し、Xに対して所有権移転登記を求める本訴を提起した。Xは右贈与の事実を否認するとともに、所有権に基づき、本件不動産中の建物について明渡しを求める...

    引用形式で表示 総ページ数:4 開始ページ位置:221
  • 《解  説》
     本件土地建物について一〇〇分の三五の共有持分を有するXは、同一〇〇分の六五の共有持分を有するYに対して共有物分割の訴えを提起し、現物分割が困難であることから競売による売得金の分割を求めた。これに対しYは、X・Y間には、平成二年七月六日に裁判上の和解により本件土地を任意に売却し、...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:205
  • 《解  説》
     本件は、占有移転禁止の仮処分について、旧民訴法七四七条により事情変更を理由とする仮処分の取消しが求められ、その中で債権者が保全の意思を喪失したか否かが争われた事案である。本判決が認定した事実経過はおよそ次のとおりである。
     ① 平成元年八月四日、Yは、Xら及びAに対する占有移転...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:270
  • 山口地徳山支平6.2.2判決

    《解  説》
     一 X1は、平成元年二月三日、Yの開設する産婦人科医院で女児Aを出産したが、Aが仮死状態のままで生れてきたため、臍帯圧迫による臍帯血流の完全途絶によって無酸素症を起こし、重篤な脳障害を発症して、平成三年四月六日死亡するに至った。
     そこで、X1とその夫X2は、医師Yには、(一)...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:228
  • 《解  説》
     一 本件は、当時高校教諭であった被告人甲とその妻乙が共謀の上、家庭内暴力を振るうようになった当時二三歳の長男を、思い余ってその就寝中に剌殺したという事案である。本件は、甲が、東大出のインテリであるというだけでなく、卒業生や生徒の評判の極めてよい良心的な教師であったことなどから、...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:287
  • 最高一小平6.2.3判決

    《解  説》
     一 本件市議会議員選挙には、A(本件訴訟の参加人平野善重郎)を含めて平野姓の候補者が五人いたが、「平野(善)」と記載した投票が二票あり(以下「本件投票」という。)、これがAに対する有効投票であるかどうかが問題になった。選挙会においては本件投票が無効とされ、〇・一二六票差でXが最...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:109
  • 競売土地の評価が妥当性を欠くとして売却許可決定が取り消された事例

    楠本新   

    仙台高裁平6.2.4

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:258
  • 《解  説》
     本件は、債務者及び所有者が売却許可決定に対して提起した執行抗告事件であるが、争点は、競売土地の評価が低きにすぎ、これに基づく最低売却価額の決定に重大な誤りがあるといえるか、という点にある。
     評価人は、本件土地の属する地域は中規模の典型的な農家集落であり、その最有効利用も農家敷...

    引用形式で表示 総ページ数:3 開始ページ位置:289
  • 《解  説》
     本件二件の判決は、いわゆるワラント取引により顧客に生じた損失につき、違法な投資勧誘があったとして証券会社に対する損害賠償請求を認容した事例である。ワラント取引による損害賠償請求事件の認容判決は、これまで公にされたことがなかったので、東京地裁と大阪地裁で時を同じくして言い渡された...

    引用形式で表示 総ページ数:12 開始ページ位置:271
  • 《解  説》
     本件は、新聞でも報道された蒲田駅前ビルの競売事件である。
     バブル崩壊後、不動産競売事件において、土地所有者からビル建築を請け負った業者が、未払請負代金を被担保債権とする留置権を主張する例が少なくない。完成した建物に民事・商事留置権が成立することは比較的問題はないが、建物建築途...

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:281
  • 《解  説》
     本件は、飲酒酩酊した被告人が、自己の鬱屈した気持ちを晴らすために警察官不在の派出所に放火したという事案であり、検察官が、右派出所への放火行為を現住建造物等放火罪として起訴したのに対し、被告人側は放火の故意自体を争って無罪を主張した。
     本判決は、被告人の放火の故意を肯定したうえ...

    引用形式で表示 総ページ数:5 開始ページ位置:288
  • 《解  説》
     一 本判決は、昭和五三年八月一八日生まれの極小未熟児(在胎週数二九週、生下時体重一一四〇グラム)が未熟児網膜症(本症)に罹患して両眼を失明したため、右未熟児X1及びその両親X2、X3から出生直後に入院した国立病院Yの担当医に義務違反があったとする請求の一部を認容した広島地判平1...

    引用形式で表示 総ページ数:16 開始ページ位置:226
  • 静岡地浜松支平6.2.7判決

    《解  説》
     一 Yは、建物の建築請負、不動産の仲介・管理などを目的とする株式会社で、A女は、Yの紹介でその管理するアパートに入居したところ、Yの従業員(営業課長)であったBは、Yの事務所で管理しているA方居室の鍵を持ち出して合鍵を作り、平成二年四月三〇日の未明、右の合鍵を使用してA方居室に...

    引用形式で表示 総ページ数:11 開始ページ位置:232
  • ある者の前科等にかかわる事実が著作物で実名を使用して公表された場合における損害賠償請求の可否

    増永謙一郎   

    最高裁第三小法廷平6.2.8

    引用形式で表示 総ページ数:2 開始ページ位置:102