《解 説》
建物所有を目的とする土地賃貸借契約の更新が争われる場合、土地所有者から正当事由の補完事由として立退料の提供が申し出られることが多く、しかも、立退料の提供は、土地所有者の異議と同時に申し出られる場合だけでなく、土地所有者の借地人に対する土地明渡請求訴訟の提起時や、更には土地明渡訴...
当座預金口座が資金不足であったにもかかわらず手形金を支払った銀行のその弁済を受けた手形所持人に対する不当利得返還請求の成否(消極)
事業協同組合と、その構成員である会社を解雇された従業員の加盟する労働組合との間で締結された、右協同組合が右従業員らの就職をあっせんし、同人らに賃金相当額を支給する旨の合意が、労働協約ではなくて、第三者のためにする契約であるとされた事例
頸椎症性脊髄症の患者が、頸椎固定術の手術直後に四肢不全麻痺に陥った事案につき、間接事実を総合して執刀医に手術中に脊髄を損傷した過失があったと認定した事例
1 金銭債権担保のため不動産について買戻特約付売買の形式をとる契約が締結され売買予約を原因とする所有権移転請求権保全の仮登記がなされた場合において、右契約を不動産の帰属清算型譲渡担保契約と解した事例 2 所有権移転請求権保全の仮登記を経由した不動産譲渡担保契約の担保権実行手続等は、譲渡担保権と仮登記担保権の本質的相違に抵触しない限り、できるだけ仮登記担保契約に関する法律の規定を類推適用すべきものであり、清算義務の具体的な確定手続及び所有権移転の効力の制限等についても清算期間を含めて同法律2条、3条を類推適用するのが相当と解すべきである
《解 説》
自白の撤回は、相手方の同意がある場合、又は、自白が真実に反しかつ錯誤に基づいてされたことを証明した場合には許されるとするのが、判例通説であるところ、本件は、相手方から自白の撤回に異議があった場合であるが、自白が錯誤に基づくものではないのに自白の撤回を認めた事例である。
本件の...
夜間人家の立ち並ぶ道路を普通貨物自動車で後退中電柱に衝突した事故により頸椎捻挫等の受傷をしたとする運転者の保険金請求について、故意に作出した事故と認められ、請求が棄却された事例
1 労働組合が組合員に対してした戒告処分に対する司法審査の可否 2 組合員が組合執行部に無断で労働基準法104条1項に基づく申告権を行使したことに対して非難、制裁を加える目的でした戒告処分が違法とされた事例
廃棄物の処理及び清掃に関する法律26条2号、12条4項、同法施行令6条の2違反被告事件につき、無許可業者に対し、産業廃棄物の処分を委託したものと認められず、かつ、保管・積換えの委託については故意が認められないとして、無罪が言い渡された事例