タクシー会社乗務員に対する懲戒解雇につき、暴言、暴力、業務妨害等、就業規則所定の解雇事由はあるが、会社役員の挑発によるものである等の理由により解雇権の濫用であるとした事例
中学教師の生徒に対するいわゆる体罰についての無罪判決が確定した後に、右教師が生徒に暴行を加えた疑いがある旨の論文を執筆したことが不法行為に当たらないとされた事例
対応する従前地を特定することなく仮換地の特定の一部を売買した場合右売買がその土地の地目、地積、所在地、地上建物を含む現実の土地利用状況に着目してなされ、換地が仮換地と現実の土地の範囲で差異はない等判示のような事実関係の下では買主は右仮換地の特定の一部の所有権を取得するに止まるとされた事例
1 ある疾病の基礎疾病ないし素因が労働者にある場合に、当該疾病の発症につき業務起因性を肯定するためには、業務が基礎疾病等と共働原因となって発症したことが必要であり、またこれをもって足りる 2 肝炎、高血圧症等の基礎疾病を有する電気工事会社工事課長が、当日の主要業務終了後帰社して伝票整理を行っていた際、排便にたって脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で死亡した事案について右疾病の業務起因性が否定された事例
塩見年金訴訟上告審判決
国民年金法 (昭和五六年法律第八六号による改正前のもの) 八一条一項の障害福祉年金の支給について適用される同法五六条一項ただし書と憲法二五条、一四条一項
1 建物内での喫煙による失火につき喫煙者に重過失があるとされた事例 2 建物の転貸人について転借人の選任監督に過失がなかったとはいえないとして原賃貸人に対する損害賠償責任が認められた事例
配転命令に従う雇用契約上の義務を負わないことの確認を求める訴えが、右訴え提起後事実審における口頭弁論終結前に、解雇により従業員が雇用契約上の地位を失うに至ったときは、当該雇用契約の存在自体の確認を求める訴え(中間確認の訴えを含む。)とともにするのでなければ即時確定の利益を欠くとして、不適法とされた事例
数回に及ぶ暴行の途中から殺意が発生したとの訴因に対し、最初の暴行時すでに殺意があったと認定するには訴因変更手続が必要であるとされた事例
1 濫用的短期賃借権者及び同賃借権者から転借した者は引渡命令の相手方になるとされた事例 2 右濫用的短期賃借権者等が差押登記後に有益費を支出しても留置権を主張することができないとされた事例