被告らが製造、販売、使用しているテーブルフィーダーは、原告の実用新案権に抵触しないとして、侵害差止請求を棄却した事例
1 自己の氏名類似の名称を著作者名として冒用した政界の内幕本を出版されたことにより氏名権及び名誉権が侵害されたとする元参議院議員秘書の請求が認められた事例
2 人格権としての氏名権及び名誉権に基づく書籍の出版差止請求が認められた事例
3 1の場合、当該政界の内幕本が出版企画会社が出版社に出版企画を持ち込んだものであっても、出版社は著作者とされる者に直接出版意思を確認すべき義務があるとされた事例
1 同意入院届が、長野県公文書公開条例6条1項2号本文の定める個人に関する情報で、特定の個人が識別されるものに該当し、原則として公開を拒むことができる文書であるとされた事例
2 同意入院届が原則非公開の例外を定めた同号但書に該当しないとされた事例
3 同号但書のウ後段「公益上公開することが必要と認められるもの」は、情報が個人の秘密にかかわるものであるときは、厳格になされなければならない
4 右公開条例は、県民が自己に関する情報を得るための制度を定めたものではないから、公開の可否は公開請求者が県民の誰れであるかを離れて判断する
建物賃借人が賃借建物から退去し、約半年間賃料の支払を怠り連絡がない場合に、賃貸人(住宅・都市整備公団)が、賃借人は賃借権を放棄し同建物内に放置されていた物品は無価値物でありかつ賃借人がその所有権を放棄したものと判断して、同建物の施錠を破壊し内部に立ち入って右残置物を廃棄処分したことについて、賃借人から賃貸人への慰藉料請求が一部認容された事例
昭和61年7月6日の衆議院議員選挙当時における公職選挙法13条、同法別表第1及び同法附則7項ないし10項による選挙区及び議員数の定めの合憲性
いわゆる消費者リース契約において、サプライヤーの背信行為を理由に、リース会社の請求が信義則に反し許されないとされた事例
雑誌の題号に「おとなの特選街」という標章を使用したことが、登録商標「特選街」(指定商品第26類、新聞、雑誌)の商標権を侵害しない、とされた事例
県立高校生徒のラグビー部活動としての練習試合中の受傷について、県に安全配慮義務違反による債務不履行責任を認め、1億3346万円余の損害賠償を命じた事例
腰椎椎間板ヘルニアに対する腰椎椎弓切除手術に際し、市立病院の執刀医らが過失により馬尾神経を損傷したため、患者に尿閉、肛門周辺知覚麻痺等の症状が生じたとして市の賠償責任が肯定された事例
生命保険契約約款による契約者貸付制度に基づく保険者による消費貸借契約の締結について、民法478条の類推適用が認められた事例
既往症である頚椎変形により、本来なら傷害を負わない程度の軽度の交通事故で傷害を負い、生来的な性格に基づく心因的反応と相まって治療が長期化したことにつき、事故と傷害との間に因果関係を認めたが、加害者の寄与度を4割とし、賠償額を6割減額した事例
1 相続税の財産評価において農地法上の許可を条件とする農地売買契約に基づく買主の権利が、当該農地の時価とされた事例
2 相続人間における相続分の譲渡による相続分の増加も相続税法55条の相続分に該当する