1 土地の土盛は原則として自由であるが、土盛が社会通念上妥当な権利行使の範囲を逸脱し土地所有者の権利の濫用であると認められるような場合には許されない
2 土盛に民法234条は適用されない
3 日照被害が受忍限度の範囲内とされた事例
事故により死亡した自動車の同乗者を共同運行供用者と認めたが、運行支配の程度、態様から所有者に対する関係で自賠法3条の他人に当たるとした事例
1 軽犯罪法1条3号の侵入具携帯罪と常習累犯窃盗罪との関係(併合罪)
2 本来包括一罪となりうる関係にある甲乙両罪のうち、乙罪が甲罪に対する1審判決言渡し後に犯されて乙罪に対する判決が先に確定した場合における甲罪の公訴の効力
相続開始後に認知された者が既に遺産分割をした他の相続人に対し民法910条により価額の支払を請求する場合における遺産評価の基準時
所得税課税庁が更正処分取消訴訟で引用した青色申告決算書のうち、守秘義務の対象部分(納税者の固有名詞部分)がある場合につき、これを削除した同決算書(写)の提出命令の適否(消極)
抵当不動産につき、抵当権者を権利者とする停止条件付賃借権が設定されて仮登記が経由された場合において、抵当権者が右賃借権につき本登記を経由したときは、特段の事情のない限り、後発の短期賃借権者に対しても、右不動産の明渡を求めることができるとされた事例
扶養権利者を扶養してきた扶養義務者が他の扶養義務者に対し過去の扶養料の求償を求めた事案において、調停申立時から5年前に遡った時点以降の求償を認めた事例