1 代表訴訟の提起と株主権の濫用(消極)
2 昭和56年改正前商法の下における完全子会社による親会社株式取得は同法210条に違反する
3 同法210条所定の除外事由がなく弊害がある場合においても自己株式取得は許容され得るとした事例
4 同法210条違反の自己株式取得による損害は取得と同時に発生するものである必要はなく、これと相当因果関係のある損害であればよいとした事例
預託金を支払ってゴルフクラブ賛助会の入会契約をした者がゴルフ場のオープン遅延(履行遅滞)を原因として契約解除をした場合の預託金返還請求権の可否(積極)
商品の先物取引を目的とする会社の外務員の顧客に対する先物取引委託契約の勧誘、締結、右契約に基づく一連の先物取引行為が一体として不法行為に当たるとして、顧客の外務員および会社に対する損害賠償請求を認めた事例
1 1個の行為により同一著作物についての著作財産権と著作者人格権とが侵害されたことを理由とする著作財産権に基づく慰藉料請求および著作者人格権に基づく慰藉料請求と訴訟物の個数
2 旧著作権法(明治32年法律第39号)36条ノ2所定の著作者の声望名誉の意義
市有地の一角に町内会等が地蔵像を建立し、あるいは移設するについて大阪市が与えた行政財産の目的外使用の許可等は、憲法20条3項、89条に違反しないとされた事例
優先債権につき他の物件の競売手続が別途に進行中である場合において剰余の見込みがないことを理由に不動産競売手続を取り消すことの可否(積極)
一方の親権者(父)から別居中の他方の親権者(母)及びその両親に対する人身保護法に基づく幼児(3歳3か月)の引渡請求を棄却した事例
ストレートパーマをした際パーマ液の使用ミスで女性の毛髪が脱落したことにつき、美容院の経営者に対し、慰謝料40万円と整髪料など10万円の支払いを命じた事例