ボイラー据付工事の現場監督業務に従事していたうっ血型心筋症の基礎疾病がある労働者の急性心不全死について業務起因性が認められなかった事例
1 更正とその後になされた修正申告の関係
2 修正申告に明白かつ重大な錯誤はないとされた事例
3 税務署係官の誤った示唆ないし勧奨に基づいて修正申告がなされた結果、更正が修正申告に吸収され取消の対象が消滅した場合に、訴えの利益の喪失を信義則上主張し得ないとされた事例
老朽ビルの取壊新築を理由とする賃貸借の解約申入れにつき、3億4000万円の立退料の支払を補強条件として正当事由を具備するものと認めた事例
鉱業権者と電力会社間の損害補償をめぐる調停事件において、埋蔵マンガンに関する鑑定を命じられた鑑定人が、故意過失によって違法な鑑定をしたとは認められないとされた事例
昭和46年11月出生の未熟児が同網膜症により両眼とも失明するに至った事故について、賠償義務を否定した原判決を維持し、控訴を棄却した事例
トラックからの荷降ろし作業を行っていたフォークリフトと通行中の自動車との衝突事故がトラックの運行によって生じたものと認められた事例
いわゆる韓国(朝鮮)人二世同士の離婚の判決をするにあたって相対的に母に親権者適格がある場合大韓民国民法909条を適用して親権者は法律上自動的に父に定まっているものとして取り扱うことが法例30条により許されないとされた事例
スピ-ド違反した市議会議員を現行犯逮捕したことは違法ではないが、その後警察署に拘留し、弁護士との接見を拒否したことは違法であるとして、損害賠償の請求を認容した事例
1 成田闘争において逮捕勾留され、17日間欠勤したことを理由とする懲戒解雇を無効とした一審判決が取り消された事例
2 学歴詐称(大学中退を高校卒)を理由とする懲戒解雇が有効とされた事例
いわゆる投資ジャーナルグループの一員である証券金融会社の正規の選任手続によらない登記簿上の名目的代表取締役について、商法14条を類推適用して商法266条の3の責任を認めた事例
1 民事訴訟法312条1号の「引用文書」に あたるとされた事例
2 民事訴訟法312条1号にいう「所持」の意義
3 青色申告決算書の提出義務と税務署長の守秘義務との関係
精神分裂病に罹患していた被告人による道路交通法違反、業務上過失傷害事件につき、心神喪失の主張が排斥され心神耗弱と認められた事例
1 代表訴訟の提起と株主権の濫用(消極)
2 昭和56年改正前商法の下における完全子会社による親会社株式取得は同法210条に違反する
3 同法210条所定の除外事由がなく弊害がある場合においても自己株式取得は許容され得るとした事例
4 同法210条違反の自己株式取得による損害は取得と同時に発生するものである必要はなく、これと相当因果関係のある損害であればよいとした事例
預託金を支払ってゴルフクラブ賛助会の入会契約をした者がゴルフ場のオープン遅延(履行遅滞)を原因として契約解除をした場合の預託金返還請求権の可否(積極)