原告登録実用新案の実施品販売に関する通常実施権者である被告が、過失により、無断で考案実施品を製造したことにより右実用新案権を侵害したとして、右販売の実施料である仕入価格の3パーセントを実施料相当額として損害賠償請求を認容した事例
1 過失に基づく商標権侵害につき、差止めとともに侵害者の商品製造販売による荒利益額相当の損害賠償が命じられた事例
2 商標法38条1項の規定による損害額推定の前提となるべき侵害行為による利益とは純利益をいうが、原告側が荒利益額について一応の立証をした以上、純利益額を算出するための減額要素の主張・立証責任は被告側にある
原告登録商標の婦人服・紳士服類についてのワンポイント的または連続図柄模様としての使用が、原告およびそのサブライセンシーの商品表示として周知性を得ていたとし、被告らが右表示と酷似した連続図柄模様を付したブラウスを製作販売した行為が原告のライセンス事業の一環であるかのような誤認混同を生じ、営業上の利益を害するものとして、販売利益相当額および慰藉料ならびに弁護士費用の損害賠償を命じ、公認会計士費用の損害賠償請求および信用回復措置請求は棄却した事例
保証限度額も保証期間も定められていない会社の信用金庫取引上の債務につき連帯保証契約を締結した右会社の取締役が、約2年後に取締役を辞任し、会社を退職したうえした右保証契約の解約申入は有効であるとされた事例
1 宅地建物取引業法78条2項は、宅地建物取引業者相互間取引につき行政上の取締りを緩和するものに過ぎず、右規定により宅地建物取引業者相互間、同取引業者と不動産業者間の取引について、同法31条、民法644条、656条に基づく不動産仲介業者の責任や注意義務は、免除または軽減されない
2 宅地建物取引業者と不動産業者間の売買の買主に対する不動産仲介業者の損害賠償責任につき過失相殺を認容した事例
交通事故に遭って救急入院してのち16日目に被保険者証を提出した患者の療養給付に関し、保険医と患者(および連帯保証人)との法律関係を詳細に論じた事例
被害者の居室内で同人を殺害し、その5日および10日経過後に同室内から財物を持ち出した行為につき、窃盗ではなく占有離脱物横領にあたるとされた事例
昭和47年7月出生の極小未熟児が同網膜症で失明した事故につき、当時治療法が確立されていたとはいえないとし、医師の診療ならびに転送上の義務の違背がないとされた事例
アパートの住民等の通行目的がそのアパートが通路(承役地)側に出入口のないコンクリート壁のある堅固な建物に建替えられたことにより消滅したものとして通行地役権が消滅したとされた事例
山間部で働く営林署職員の乗車したマイクロバスが土石流で川に転落して死亡した事故について、国の安全配慮義務違反が認められなかった事例
1 ファイナンス・リース契約において、リース会社はリース物件のすべての瑕疵について責任を負わない旨の特約が有効であると認められた事例
2 コンピューターに関するリース契約において、右免責特約の効力がコンピューターと一体をなすプログラムにも及ぶものとされた事例
3 リース取引において、リース会社とリース物件の売主との間の売買契約における特約を第三者のためにする契約と認め、第三者であるリース借主の受益の意思表示により、リース借主は売主に対し、直接リース物件の瑕疵についての責任を追及することができるとされた事例
国電に乗車しようとした旅客が右手を電車の扉に挟まれて負傷した事故につき、緊急通報措置をとらなかった駅員に過失があるとして国鉄の損害賠償責任が認められた事例