1 判例理論と法律不遡及の原則 2 炭鉱じん肺につき昭和14年以降安全配慮義務を肯定した事例 3 炭鉱じん肺に関する昭和14年以降の安全配慮義務不履行につき有責性を肯定した事例 4 安全配慮義務不履行とじん肺罹患との間に因果関係を肯定した事例 5 安全配慮義務不履行による損害賠償請求権の消滅時効の起算点 6 消滅時効の援用権の濫用 7 包括一律請求の解釈 8 債務不履行と、債務不履行または不法行為との競合
地方公共団体の組合が神社参道の補修工事に公金を支出したことが憲法89条、地方自治法138条の2に違反するとされた事例
老朽化した建物を建て替えるために旧建物を取り壊したところ、既存通路の幅員が建築基準法43条1項の規制に適合しないとの理由で新建物の建築確認が得られない場合であっても、民法210条の囲繞地通行権は成立しないとした事例
腰椎穿刺を行わず髄膜脳炎等の可能性を排除し患者に対して行った医師の処置等が、債務の不完全履行にあたらないとして請求が棄却された事例
売買契約の合意解除後売買代金を返還しない売主に対する売買代金返還請求訴訟において売主に売買代金返還義務とともに不法行為責任があるとして弁護士費用が認められた事例
取締役の報酬額には使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれない旨を明示してされた取締役の報酬額改訂の株主総会決議と商法269条
マンション建築に反対する附近住民が行った工事妨害、ビラ・看板の掲出行為などが不法行為を構成するとして損害賠償の支払いが命ぜられた事例
近隣商業地域内の3階建共同住宅による日照阻害等が受忍限度の範囲内であるとして、日照阻害等を理由とする建築差止め、損害賠償、目隠し設置の請求がいずれも棄却された事例
目撃者のいない自動車同士の交差点曲がり角の交通事故において当事者が衝突の原因につき甲車が進行したためか乙車が後退したためか正反対の主張をして争う場合に、事故後の当事者の行動等の間接事実を重視して事実認定がなされた事例
1 独禁法違反を理由とする損害賠償を同法25条に基づかずに民法709条に基づいて請求することができるか
2 審決の推定力の有無
3 生産調整、価格カルテルと行政指導との関係
4 生産調整、価格カルテルと損害との因果関係
5 損害の算定方法
受刑中刑務所内で犯した傷害事件の被告人に対し、弁護人から事前打合わせのため差し入れられた証拠書類等の写しの閲読を拒否した刑務所長の判断が違法であるとされた事例