継続年度の特許料の納付期限内納付のみならず、追納期間内の割増特許料の納付もなく、当該特許料納付期限の経過とともに特許権は消滅したのであるから、その消滅後に提出された特許料納付書に関する不受理処分の取消しを求める訴は、訴の利益を欠き不適法であるとして、却下された事例
店舗の賃借人の賃料提供の遅滞および賃借権の譲渡または転貸が、賃貸人に対する背信行為にあたらないとして、裁判上の和解調書についてされた執行文の付与が違法とされた事例
交通事故の被害者の頚椎損傷が既往症や過去の交通事故と競合している場合、症状固定と診断された症状の限度において右事故と相当因果関係があると認めるのが相当であるとされた事例
不動産の売買契約の交渉段階において、売主側が買主側に対して「売渡承諾書」を交付した場合であっても、売買契約が成立したとは認められないとされた事例
1 関税定率法21条3項の規定による税関長の通知と抗告訴訟の対象
2 憲法21条2項前段の検閲禁止の趣旨
3 憲法21条2項にいう「検閲」
4 関税定率法21条1項3号所定の物件に関する税関検査と憲法21条2項にいう「検閲」
5 関税定率法21条1項3号の規定による狼褻表現物の輸入規制と憲法21条1項
6 表現の自由を規制する法律の規定について限定解釈をすることが許される場合
7 関税定率法21条1項3号の「風俗を害すべき書籍、図画」等との規定の意義及びその合憲性
分割出願の新規性否定の先願とされた原出願2項の発明が訂正審判の確定により削除され結果、右分割出願の拒絶審決が根拠を失ったものとされ、取り消された事例
建築請負工事の目的たる建物が外形上完成した場合でも、注文者は右建物の受領および請負代金の支払いを拒絶することができるとされた事例
自堕落な大学生が隣室の女子学生を殺害したことにつき、右大学生の両親の監督義務違反を理由とする損害賠償責任が否定された事例