免責条項は例外規定であるから厳格に解釈すべきであり、同条項中「飲酒運転中の事故」とは酒に酔って正常な運転ができないおそれのある状態で運転されたときの事故と解すべきで、昭和56年約款で「法令に定める酒気帯び運転」と表現が変更されたことにより前記解釈を変更する必要はなく、「酒に酔って正常な運転ができないおそれのある状態」とは単に呼気濃度のみでなく、普段の飲酒量、事故前の運転状況等諸般の事情を考慮して綜合的に判断すべきであるとしたうえ、本件では条項該当の状態にあったとはいえないとした事例
建物の賃貸人側の事情と賃借人側の事情とを詳細に認定したうえ、賃貸人側のほうが建物を使用する必要性が大であるとして、約3年分の賃料である金100万円の提供を条件に、借家法1条ノ2の正当事由を認めた事例
被告地方公共団体が所持する抽水所等のポンプの運転記録等が河川の浸水により被害を受けた住民らにとって民訴法312条3号前段および後段の文書に該当せず、右公共団体の内部的文書にすぎないとされた事例
土地の共有持分を取得した場合であっても、地方税法595条の特別土地保有税の免税点となるべき基準面積は、持分の割合に応ずる面積ではなく、共有土地全体の面積により判定すべきものとされた事例
1 満10年9か月(小学校五年)の児童について、人身保護法および同規則所定の拘束が認められた事例
2 韓国籍を有する夫婦の一方から他方に対し、人身保護法に基づく子の引渡しを求める場合であっても、法律上の監護権の所在にのみ拘泥することなく、共同親権に服する子の引渡しを請求する場合に準じ、夫婦のいずれに監護せしめるのが子の幸福に適するかを主眼として、子に対する拘束状態の当不当を判断し、これによって請求の許否を決すべきであるとされた事例
1 遺留分減殺請求を受けた受遺者等は民法1041条により事実審の口頭弁論終結後であっても遺留分の完全な回復が得られるまでは価額弁償をして目的物の返還を免れることができる
2 民法597条2項但書所定の使用おび収益をするに足るべき期間が経過した場合に該当する事情がないとされた事例
1 1株の額面500円の1000株券を100株券10枚に分割すべき旨の株主の請求が権利の濫用ではないとされた事例
2 株券記載の株式発行日の誤りの訂正を求める利益がないとされた事例
共同保有者の1人が起こした交通事故において、被害者の内部の負担割合一の共同保有者の1人に対する損害賠償債権が相続のため混同消滅した場合には、負担割合零の他の共同保有者に対する損害賠償債権も消滅するとされた事例
他人名義の登記を長期間に亘り放置していた所有権は善意の第三者に対し登記名義人が所有権を有していなかったことを対抗できないとされた事例