市が、職員の自己破産、退職により、退職金から同人の職員共済組合及び職員厚生会に対する負債を控除して支払った行為と破産法72条2号の危機否認の成否(積極)
割賦売買契約解除のときは既払代金は損害金に充当する旨の特約が、約定売買金代金7900万円、既払代金4500万円、解除までの売買目的物損耗額約3700万円の場合に、有効とされた事例
買主が手付金を支払い、この手付金は買主が契約の履行をしなかった時は買主において没収する旨約されたが、買主が手付金を一部しか支払わないため、買主は右不払いを理由として契約を解除した場合、売主は買主に手付残金額の支払いを求められるか(消極)
1 人訴法32条1項、18条は憲法31条、32条に違反せず、父に対する死後認知等の訴訟について父の相続人に関与する機会を与えないでした認知等の判決も憲法に違反しない
2 父に対する死後認知等の訴訟について父の相続人が関与の機会を与えられないまま判決が確定した場合でも民訴法420条1項3号の再審事由に該当しない
パーキンソン症候群患者の入院中の転倒骨折事故につき、診療関与医師に転送等の義務違背があるとして、その不要の苦痛及び右足短縮の結果について慰藉料の賠償を認めた事例
引き続き3か月以上当該市町村の住民基本台帳に記録されている者が引き続き3か月以上当該市町村の区域内に住所を有していないときと選挙人名簿の被登録資格の取得の有無
国税通則法23条2項1号所定の「判決」とは、申告等に係る課税標準等又は税額等の計算の基礎となった事実についての私人間の紛争の解決を目的とする民事事件の判決を意味し、犯罪事実の存否範囲を確定するに過ぎない刑事事件の判決は含まれない
妻が、子どもの教育のため夫名義で購入した学習教材の代金22万5300円のうち頭金を差し引いた残代金20万1300円の支払いにつき、立替払等を業とする会社との間で夫名義で支払委託契約を締結したことが、日常家事代理権の範囲に属するものとされた事例
非公開とされている審議会における法令上作成を義務づけられていない内部的な記録である議事録は、民訴法312条3号後段のいわゆる法律関係文書にあたらないとされた事例
市の道路用地買収過程において買収交渉事務担当の課長が買収交渉の相手方に対し市が買収ずみの道路用地のうち道路敷地に供しない特定の残地を他に優先者のない限り払下げる旨の説明をし右相手方が右残地払下げを期待して当該買収対象土地の売買に応じたがその後の事情によって右相手方に当該残地の払下げがされなかったことが市の不法行為とはならないとされた事例
ゴルフ場内の落石除去作業中の土砂崩れによる死亡事故につき、雇主であるコース管理会社に安全配慮義務違反及び土地工作物の占有者の責任が肯定された事例
宅地開発業者の造成、分譲した宅地に地盤不等沈下が生じたことにより、右宅地の購入者が建築基礎補強工事費用の支出を余儀なくされた場合に、その費用増加分につき右宅地開発業者の不法行為責任を肯定した事例
所得税法30条1項にいう退職所得にあたるかどうかの認定判断につき法令の解釈適用の誤り及び審理不尽の違法があるとされた事例
1 海路による覚せい剤密輸入事件で、船舶が本邦の港に接岸後陸揚げ行為を開始していないものの、荷受人と覚せい剤の陸揚げ方法を打合せしていた事案について、輸入の実行の着手を認めた事例
2 右事案に係る関税法違反事件につき、覚せい剤を陸揚げする意思があるのにその旨を記載していない乗組員携帯品申告書を税関職員に提出した時点で、関税ほ脱の実行の着手を認めた事例
譲渡人が覚せい剤在中の封筒を郵送し、これが譲受人たる被告人の居住しているマンションに配達されて居室から離れた位置に設置されている被告人専用の郵便受に投入されたものの、被告人が右配達を認識していなかった事案につき、覚せい剤譲受罪を認めた事例
1 同一区画内にある賃借地の賃料増額訴訟において、一賃借地について算出した適正賃料を他の賃借地の適正賃料として認定した事例
2 適正賃料の算定につき、固定資産税と都市計画税の合算額と鑑定評価額との倍率を基礎に算出した事例