政府が物価の安定等の政策目標を実現するためにとるべき具体的な措置についての判断を誤り、ないしはその措置に適切を欠いたため右目標を達成できなかったとしても、法律上の義務違反ないし違法行為として国家賠償責任の問題を生ずるものではない。
伊方原発行政訴訟原告弁護団の構成に関する日本共産党幹部の集会での発言及び機関紙の記事・論評が、右弁護団の構成員である弁護士の名誉・信用を毀損する不法行為を構成するとされた事例
いわゆるサラ金業者の暴力的な債権取立行為が債権回収方法として通常あるべぎ程度を著しく逸脱した違法行為であるとされた事例
水泳の飛び込み練習中、プールの底に頭を強打して全身麻痺の障害者となった生徒の損害賠償請求において、1億4、000万円を超える賠償の支払を命じた事例
執行抗告の抗告状が原裁判所以外の裁判所に提出された場合には、これを受理した裁判所は、民訴法30条を類推適用して事件を原裁判所に移送すべきではなく、執行抗告を不適法として却下すべきである
1 労基法26条の趣旨
2 航空会社の一つの営業所におけるストライキによって予定飛行便の運行が不可能となったため、同便の経由する他の営業所における従業員らの就労が不必要、無価値となったとして、会社が休業を命じた結果、右従業員らが就労できなかった場合において、右不就労は使用者の責に帰すべき事由によるものであるとして、右不就労期間中の休業手当の支払請求を認容した事例
受饗応事案において、飲食の提供された会合は、後援会再建のためのものであって、右飲食は、選挙運動に対する報酬ではないとの主張を排斥した事例
和解条項として、金銭の支払が単に登記抹消義務履行の条件とされ、金銭を支払わなかったときは抹消登記を求める権利を失うとされている場合には、仮に裁判外で金銭支払の合意があっても、右和解によりその支払義務は消滅したといわなければならないとした事例
自動車で通行する際、原野の状態を観察・監視していたとしても、時効取得の基礎となる占有を取得したとは認められないとされた事例
1 賃貸マンションヘの建て替えを理由とする木造長屋賃貸借契約の解約申入れについて、建物の老朽化、敷地の非効率性、周囲の状況のほか、調停、和解等を通じての賃借人の対応等の事情を考慮し、賃貸人の立退料提供によって正当事由欠缺を補完しうるとした事例
2 右立退料決定に際し、賃借人が喪失する利益の補償の性質を有する借家権価格のみでは不充分であるとしたうえ、移転費用のほか、賃借人の居住の必要性、家計の状況等の個別的事情を重視し、勘案した事例
昭和44年4月に出生した極小未熟児につき担当医が眼底検査の必要性を認識せず転医の指示等の措置をとらなかったことに注意義務の違反がないとされた事例