借地法6条所定の土地使用継続に対する異議につき賃貸人の居住等のための使用の必要性よりも賃借人が商品保管場所等として使用を継続する必要性が高度であるとして正当理由が否定された事例
東京大学中退、父が国会議員等、自己の学歴、父の職業、その他兄の職業、弟の学歴を詐って現業員に採用された者に対する右経歴詐称を理由とした解雇が有効とされた事例
株主総会の解散の決議の不存在確認を求める訴については、右解散に基づく清算結了の登記がなされたのちにおいても、会社は当事者能力を有する
甲地の所有者が甲地と相接する乙地との境界附近にブロック塀を建設した場合につき、ブロック塀が甲地内に存在するとしても乙地の利用が著しく阻害されるなど判示の事情があるときは、右ブロック塀の設置が権利の濫用に当るとされた事例
妻が夫から授与された代理権限を踰越して信用金庫との間で5000万円の消費貸借契約及び根抵当権設定契約を締結するに際し、妻が本人である夫について替玉工作をしたため金庫側で夫の意思を確認することができなかったなどの事情があるときは、金庫側で妻の代理権を信じたことについて正当理由があるとされた事例
1 本邦に不法に入った外国人に対し外国人登録法3条1項、18条1項の適用を認めることと憲法38条1項
2 旅券を提出せず不法入国の事実自体を供述しないでする不法入国外国人の外国人登録申請と外国人登録法3条1項
隣家の旧建物を取壊して新建物を建築した工事により、もともと建て替え時期の到来していた建物が損傷を受け、建て替えの時期を早められたことによる財産的損害を受けた場合において、右損害の算定が極めて困難であって算定不能に等しいとして、これを慰藉料に加えて賠償を命じた事例
偽造文書による登記申請がなされた場合において、事前に、真実の権利者の娘や、別件の詐欺等事件を捜査中の警察官から、登記記入をさし控えて欲しい旨の要請を受けたにも拘らず、登記記入をした登記官に過失がないとして、国家賠償請求が排斥された事例
早晩倒産に至ることが予測できたのに経営体質の改善を図ることなく従前どおりの経営を続けた点において取締役の職務を行うにつき重大な過失があったとされ、業務担当及び平取締役に損害賠償責任が認められたが、監査役については株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律22条、25条の規定により取締役の職務執行についての監査、是正義務がなかったとして損害賠償責任が否定された事例
兄が弟に兄所有の自動車を運転させこれに同乗して自宅に帰る途中で発生した交通事故につき兄弟間に民法715条1項にいう使用者・被用者の関係が成立していたとされた事例