数名の個人が甲株式会社を標榜して営んでいた貸金業を民法上の組合と認め、その後右個人らにより設立された甲株式会社が右組合の債権債務を承継したものと認めた事例
民訴法31条によってした移送決定において同条にいう「著キ損害又ハ遅滞ヲ避クル為必要アリ」とは認めることができないとして移送決定を取り消した事例
違法建築物についての給水装置新設工事申込の受理の事実上の拒絶につき市が不法行為法上の損害賠償責任を負わないとされた事例
中学生の番長グループが通行人に対し殴る蹴るの暴行を加えて負傷させた事故につき、両親に監督義務懈怠による損害賠償責任が認められた事例
債権の一部請求と右請求の金額に達しない価額相当の詐害行為の取消請求とが併合された場合でも特別の事情がない限り右両請求は経済的利益を共通にしその訴額は多額のものによるべきである