破産債権者の届出債権につき、債権調査期日に破産管財人及び他の債権者から異議があった場合は、民法152条により、時効中断の効力を失う
乙名義をもって所有権取得登記の経由された不動産を丙が善意で買得した場合、甲が右不動産の所有者であり登記を乙名義にしたにすぎなかったとしても、甲は、乙が右不動産の所有権を取得しなかったことをもって丙に対抗することはできない
所有土地の売却交渉において代金、手付金その他売買条件の一切につき諒承し、売買契約公正証書の作成の日まで取り決めながら、契約締結に応じないで土地を他に売却した者の不法行為責任が認められた事例
刑法26条2号にいう「禁錮以上の刑に処せられ」とは禁錮以上の実刑の言渡が猶予の判決の確定後である場合に限られるか(消極)
別居後長期間経過した夫から妻に対する離婚請求が、別居状態が夫側の一方的な意思により形成され、かつ妻は愛情を失っていないとして棄却された事例
テニス民宿の共同経営のため組合を設立し土地を出資した者は、組合が解散されても、残余財産として右土地の分配を受けない限り、他の共同経営者に対し、右土地の不法占有を理由として損害賠償を請求することができないとされた事例
大学の図書館棟建物建築による日照阻害を理由として隣接学校から右建物建築禁止を求める仮処分申請がなされたが被保全権利の疎明がないとして却下された事例