1 自動車販売会社の営業担当者が個人的に自動車の売買をあっせんし第三者に損害を加えた事案につき、右使用者の使用者責任を肯定した事例 2 当事者から過失の主張がないときでも過失相殺ができるか(積極)
国鉄の貨物輸送利用客には法的保護の対象たる(国鉄利用権)はないとして国鉄ストによる国鉄に対する損害賠償請求が否定された事例
土地所有者が起業者に対し不法行為に基づく損害賠償等を求める訴えの中で実質的に土地収用に伴う損失補償額を争う意思を表明していた場合において、予備的請求として提起された出訴期間経過後の損失補償増額請求の訴えが適法とされた事例
1 公訴権濫用にあたらないとされた事例 2 迅速裁判の保障条項に反する異常な事態に立ち至った場合にあたらないとされた事例
譲渡担保権者が債務者(設定者)との契約に基づいて担保目的土地を第三者に賃貸し地代を収受しこれを利息債権に充当したことにより債務者に右土地につき充当利息債権額相当の不動産所得が生じるものとされた事例
建物の収去を命ずるいわゆる授権決定に対しては、債権者の右決定を求める申立が信義則に違反し、または権利の濫用に当るというような理由をもって、不服を申立てることができないとされた事例
先順位抵当権の設定登記後に設定された短期賃貸借の期間が、右短期賃貸借の設定後に設定された後順位抵当権の実行による差押の効力発生後に満了した場合には、先順位抵当権の関係で、右短期賃貸借は更新されず、期間満了により終了する
元本を金100万円とする消費貸借について、貸主が1ヶ月分の利息として金4万円を天引し、金96万円を借主に交付した場合における利息制限法所定の制限利率は、年1割8分ではなく年1割5分である
既存債務の弁済に関連して手形が授受された場合に、それを代物弁済とするには特にこの点に関する当事者の合意の存在が必要であるところ、右合意が認められないとした事例
建物所有を目的とする土地賃貸借契約の期間満了にあたり、賃貸人の一方的な請求により当然に相当の更新料の支払義務が賃借人に生ずる旨の事実たる慣習ないし慣習法の存否(消極)
競買人がないため、新競売が数回繰り返されて、当初の競売不動産評価時から6年6か月後に実施された新競売に際し、再評価を命ずることなく最低競売価額を定めたことが違法ではないとされた事例
1 預託会員制ゴルフクラブの会則の法的性格がゴルフ場経営会社と会員との間の集団的な契約関係を規律する約款であるとされた事例 2 預託会員制ゴルフクラブに理事会の決議により会則を改正しうる旨の規定が存在しても、預託金返還請求権の履行期について一方的にその期間を変更しあるいは預託金の返還について理事会の承認を要するものとするような決議は原則として会員を拘束しないとされた事例
1 社団の国籍を決定する基準 2 日本法上の権利能力なき社団とトルコ国籍の社団との同一性を認めるための要件 3 本邦所在の相続財産に関する事件について本邦裁判所の管轄権の有無(積極) 4 いわゆる「二重反致」の成否(積極) 5 いわゆる「先決問題」の準拠法 6 身分関係の立証に身分証書以外の方法による立証を許した事例 7 本邦所在の土地はロシヤ法上の相続財産を構成しうるか(積極) 8 ロシヤ民法上の相続につき、本邦裁判所の選任した相続財産管理人の権限及び相続人の本邦裁判所への当事者参加申出の効力を「手続型態の代替可能