エッセイ中の「□□の生霊」との表現が一般読者において原告を指すと推知し得ない等の理由により、名誉毀損が成立しないとされた事例
1 航空法129条1項に基づく運輸大臣の許可は公共用飛行場の使用の許可を含むか(消極) 2 昭和45年運輸省告示第76号(昭和50年運輸省告示第340号による改正後のもの)及び昭和50年運輸省告示第341号に基づく特別着陸料の設定が無効であるとはいえないとされた事例 3 昭和45年運輸省告示第76号(昭和50年運輸省告示第340号及び昭和52年運輸省告示第345号による改正後のもの)に基づく延滞金の定めが無効であるとはいえないとされた事例
当座預金の払戻請求権を受働債権とし、原告の従業員が偽造小切手によって同一預金の払戻を受けたことによる被告銀行の損害賠償請求権を自働債権とする相殺が認められた事例
航海中梱包に破損を生じた状態で陸揚された貨物につき、後日船積前、積載船舶未定として締結された海上保険契約を保険者に要素の錯誤があったとして無効とした事例
1 時効中断事由としての差押、仮差押は、権利者が自ら行うことを要すると解すべきである 2 第三債務者が消滅時効完成後に債務の一部を転付債権者に弁済しても、第三債務者の債務者に対する関係では、時効利益の放棄とはならない
1 新聞・テレビに対する材料提供者に各誉毀損の不法行為責任を認めた事例 2 男性に妻子があることを知りながら情交関係を結んだ女性の慰藉料請求が認められなかった事例 3 相手方の名誉を毀損する言動は相手方の自己に対する著しい名誉・信用毀損行為に対する防衛上已むを得ずなした反論であるとしてその違法性が阻却された事例
1 覚せい剤について不正の行為により関税を免れた者に対し関税法110条1項1号ることと憲法38条1項 2 覚せい剤について不正の行為により関税を免れた者と関税法110条1項1号
会社が労働組合に組合事務所として無償貸与した建物の使用貸借について、契約に定められた目的に従った使用及び収益が終了したとされた事例
既存のマンションとの複合的な日照阻害を理由として5階建マンションの4階とバルコニーの一部の建築禁止を求める仮処分申請が認められた事例
帰属清算型仮登記担保権の実行にかかる本登記(承諾)請求訴訟の場合における清算金の額の算定は、事実審の口頭弁論終結時を基準とする
ビルの一室の賃貸借につき賃借人が差入れた敷金の性格を有する保証金の返還請求債権は、その性質上貸室明渡前には譲渡が禁止される債権とはいえないとされた事例
仮処分の本案訴訟において債権者敗訴の一審判決があり、右訴訟が現に控訴審に係属中であっても、債務者は、すでに一審に係属中の右仮処分異議事件において、本案判決の言渡により事情が変更したことを抗弁として主張することを妨げない