信号機が故障して作動していない交差点における自動車の衝突において被害車の運転手が道路交通法36条1項に違反したとして50パーセントの過失相殺を相当とされた事例
市職員が、印鑑証明書の発行を請求する権限のないものに対して、印鑑証明書を発行してしまった場合において、右事務担当職員に過失があるとはいえないとされた事例
「身を引いてほしい」との会社側からの労務者に対する申し入れに応じた退職を会社から促された任意退職に応じたものとして雇用契約の終了を認めた事例
妻子ある男性と肉体関係を持ち、婚姻生活を破綻に至らせた女性に対し、慰藉料として妻に60万円、子2名に各20万円を支払うべきことを命じた事例
胃潰瘍治療のため施行した胃の一部の切除手術後に発生した腸間膜静脈血栓症による腸管麻痺のため死亡した患者につき医師の採った処置に適切を欠くところはなかったとして損害賠償の請求を否定した事例
中労委が不当労働行為と認定した論拠の重要な部分に誤りがあり救済命令の維持可能性に疑義があるとして緊急命令の申立を却下した事例
1 請求の基礎に同一性がないため、行政事件訴訟法12条1項の訴えの変更が認められないとされた事例 2 町長の町に対する支出命令は公権力の行使たる行政処分にあたるか(消極)
過怠約款付月賦弁済契約の債務者が債権者への送金を委託した信用組合において3ヶ月分を一括して債権者に送金したとしても、信用組合は債務者の履行補助者でないから、債務者に過怠約款の発動による損害は生じ得ないとした事例
1 遺産維持の寄与についての法律構成 2 寄与分と相続分、遺産分割との関係 3 維持の寄与額算定の基準につき判示した事
刑訴法328条の弾劾証拠には、いったん弾劾証拠により減殺された供述証拠の証明力を回復するための、いわゆる回復証拠も含まれるか(積極)
被告人の惹起した交通事故により脳挫傷等の傷害を受けた被害者が、長期間の入院加療中に全身衰弱をきたし、ために肺結核症を再燃させて死亡した場合において、被告人の過失行為と被害者の死亡との間に刑法上の因果関係を認めた事例
業務上過失致死事件において、結果発生に至る因果の過程に第三者の行為が介在したか否かの事実について、訴因と認定事実との間で実質的に差異を生じるときは、訴因変更手続が必要である