所有者である父親から自動車の無償貸与を受け常時これを運行の用に供していた者が、友人と共に外で食事をしドライブを楽しむため、右友人の求めにより同人に自動車を運転させ、本人は同乗して進行中事故に遭遇したときは、本人は、右友人に対し自賠法3条にいう他人であることを主張して損害賠償を求めることは許されない
政党の演説会告知用ポスターに糊つきシールを貼りつけた所為につき、当該ポスターが公選法上違法なものであることを理由に暴力行為等処罰に関する法律1条違反の罪(器物損壊罪)の成立を否定した事例
平穏な家庭生活を営んでいるものに対し執拗に面会を求めて自宅や会社に立入ったり、頻繁に電話をするなどしたことが違法として、慰藉料の支払いを命じるとともに、人格権ないし人格的利益の侵害として、妨害行為の差止めを命じた事例
いわゆるスモン訴訟において、スモンの原因、患者の病状等の鑑定を命じられた15名の鑑定人のうちの1名について、鑑定対象につき訴訟外で当事者の一方の依頼によって鑑定したことがあることを理由として忌避の申立が認められた事例
裁判上の書類の送達は、転送を申出た受送達者又はその代人の意図、動機等主観的事情に拘らず、法定の方式に従い、正当な受領権者に交付された以上、有効である
ビルの敷地であるが公道に接し一般人も通行の用に供している土地が、地方税法348条2項5号の「公共の用に供する道路」に該当するとされた事例
1 国税徴収法39条所定の第二次納税義務につき「徴収すべき額に不足する」かどうかを判定する基準時 2 会社の法人格を利用しながらその形骸化を作り出した者の包括承継人がその法人格を否認することは許されないとされた事例
特許無効の審判請求は、特許請求の範囲に記載された二つ以上の発明については発明毎にでき、また特許権消滅後もできるものであるから、三つの発明をふくむ特許についての無効審判係属中にその一部の発明について特許権の放棄があっても、審理の対象から外れることがないので、特許権放棄のあった発明に対する審理・判断を欠いたのは違法であるとして、その発明に関する審決の部分を取消した事例