警察における公式発表前の情報に基づいて作成された新聞記事に事実に反する部分があった場合に、取材上・編集上の過失があるとして、新聞社に損害賠償責任を認めた事例
自動車の所有権留保約款付割賦販売契約締結後自動車が引渡されたが、代金が完済されず移転登録がなされない間に買主に会社更生手続が開始された場合と会社更生法103条適用の可否(積極)
水路工事に使用される凝固剤の地下水への溶出等によって住民の健康が害され、工事に伴う揚水によって井戸水の枯渇、地盤の沈下、家屋の損壊等の被害が発生するとして、工事の禁止、汚染土壌撤去を求めた仮処分申請が却下された事例
代物弁済につき僣称代理人が権利証、本人の委任状、印鑑証明書を所持していたとしても民法110条の表見代理が否定された事例
自動車人身事故において、運行供用者側は、被害者も亦当該自動車の運行供用者であったから、被害者は自賠法第3条本文にいう「他人」には該当しないと主張することができるか
品質誤認の恐れがある商標と判断した審決を取消した事例と維持した二つの事例 (A) 商標「ハイチオール」は、外観・称呼上一体のものとするのが自然であり、その一部に含まれる「チオール」が化学用語であるとしても、極めて専門的なものに属し、ことさらその部分を分離して化学物質の観念を想起することも殆んどないとみられるから、品質のみを表わすものとも品質の誤認を生じさせる恐れもなく、商品の出所表示力・識別力に欠けるところはない(審決取消) (B) 商標「エビスロッド」は、その後半部「ロッド」が近時釣り具業界・釣り愛好家の間で、釣竿を意味する外来語として広く使用され、釣り竿の種類を表わす複合語の一部に用いられる場合も少なくないし、また前半部「エビス」を結合することによりその意味を失うことはないから、釣り竿以外の釣り具に使用すると釣り竿であるかのように商品の品質誤認の恐れがあり、登録適格に欠ける(審決維持)