1 民事訴訟法312条3号前段にいう「挙証者ノ利益ノ為ニ作成セラレ」たことの意義と事例 2 同法条1号にいう「自ラ所持スルトキ」の意義 3 薬害訴訟において、投薬証明書が原告患者側の主張に「引用」された文書であると認定して、同法条1号により、被告製薬会社側の提出命令申立を認めた事例
1 憲法における政教分離原則 2 憲法20条3項にいう宗教的活動の意義 3 市の主催により神式に則り挙行された市体育館の起工式が憲法20条3項にいう宗教的活動にあたらないとされた事例
1 憲法21条の保障する言論の自由と反論文掲載請求権 2 政党の政策、政治姿勢に対する論争・批判について名誉毀損が成立しないとされる基準 3 政党を攻撃する狙いをもった不穏当な意見広告の掲載について、右基準に照らして、名誉毀損を構成しないとされた事例
使用者の警告制止にもかかわらず使用者の所有ないし占有する工場の敷地内において従業員に対し組合活動としてビラを配布する行為を継続することが正当な組合活動とはいえずこの者に対する出勤停止処分は無効でないとされた事例
警察における公式発表前の情報に基づいて作成された新聞記事に事実に反する部分があった場合に、取材上・編集上の過失があるとして、新聞社に損害賠償責任を認めた事例
自動車の所有権留保約款付割賦販売契約締結後自動車が引渡されたが、代金が完済されず移転登録がなされない間に買主に会社更生手続が開始された場合と会社更生法103条適用の可否(積極)