株式会社の代表取締役が、他人の名において約4万坪の土地を右会社から買受けることを他人に委任した場合に、右委任契約が公序良俗に反しないとされた事例
国立工業高等専門学校における課外活動としての柔道練習中の傷害事故について、その指導・実施にあたった教官に安全配慮義務違反あるいは過失があったとは認められないとして国の賠償責任が認められなかった事例
1 ホンダN360型乗用軽自動車の製造上の欠陥(消極) 2 カーブを高速で進行し、センターラインを越えた対向車と衝突したバスの運転手に過失を認めた事例 3 被害者側(同乗車)の過失の割合
1 監獄法31条2項と法律による行政の原理 2 監獄法31条2項を受けた同法施行規則86条、収容者に閲読させる図書新聞紙等取扱規程3条、昭和41年12月20日矯正甲1330号矯正局長依命通達2項の許可基準は文言上明確性を欠くとの理由で憲法19条21条に違反するか(消極)
1 農地売買契約締結の場合になすべき仮登記 2 農地売買契約に基づいてなされた代物弁済予約又は売買予約による所有権移転請求権保全の仮登記の効力
外来語を結合した商標について、結合された一方の外来語のみよりなる引用商標との類似が肯定された事例と否定された事例 (A) 商標「パールクィーン」は、「パール」と「クィーン」とに分離して称呼、観念される可能性があるので、引用商標「パール」と称呼・観念の上で類似する。 (B) 商標「ワールドカップ」は、いずれも一般世人に親しまれている英語「ワールド」と「カップ」とを結合したものであるが、我が国における用語例、使用の実情にてらすと、「国際競技において優勝した世界選手権者に与えられる優勝杯」もしくはこれを目指して争う国際競技大会を表わす普通名詞として熟しているものと認められるので、引用商標「カップ」と称呼、観念を共通にする類似の商標とはいえない
山林の境界確定訴訟において、両土地の位置、形状及び面積、境界標識、占有管理の状況その他諸般の事情を総合して、境界線を確定した事例
農地を目的とする売買契約締結後に買主が右農地を宅地化した場合であっても売買契約が知事の許可なしに効力を生ずるとされた事例