1 契約書の記名押印の日が契約当事者により前後する場合と地方自治法234条5項 2 表見代理の善意、正当事由の要件の判断時点。尓後に生じた事情と信義則の適用
住宅供給公社が賃貸する建物を賃借人らにおいて共同保育所として使用することが用法違反等にあたるとして契約の解除を認めた事例
増改築許可の借地非訟事件における附随処分について、原審が更新料を認むべきでないとして命じた財産上の給付額40万円を過少とし、将来における更新料を現在において支払わしめるのは不合理ではないとして、鑑定委員会の意見のとおり130万円をもって相当とした事例
借家契約の解約申入れに付された2年間の明渡猶予とその間の賃料支払義務の免除の意思表示を参酌して解約の正当事由を肯認した事例
道路交通法125条2項4号にいう「当該反則行為をし、よって交通事故を起した者」の解釈適用を誤った違法があるとされた事例
供託金取戻請求権に対する差押命令が競合し、第三債務者(国)より執行裁判所に事情届が提出されたが、まだ供託金取戻請求の要件がみたされていなかった場合における配当要求の適否
1 任意捜査において許容される有形力の行使の限度 2 任意捜査において許容される限度内の有形力の行使と認められた事例
起爆装置の欠陥により爆発しない手製爆弾の導火線に点火して投てきした行為が爆発物取締罰則1条にいう爆発物の「使用」にあたるとされた事例
1 労組員中27パーセント余が集団脱退して新労組を結成した場合に、分裂の法理の導入を拒否した事例 2 春闘妥結という停止条件付組合費徴収決議の条件成就の前日に労組を脱退した者に対する組合費請求につき民法130条を適用してこれを認容した事例