1 任意競売における民訴法675条1項の債権者の範囲 2 違法な競売手続に基づく損害が発生したとはいえないとして国家賠償請求が否定された事例
1 正門に設けられた自動扉は土地の工作物に当るか 2 自動扉の設置・保存に瑕疵があるとされた事例 3 自動扉を誤操作した被害者の過失割合
1 保安林所在地の住民と、右保安林指定解除処分取消訴訟の原告適格の有無(積極) 2 右解除処分後の事由(森林性喪失又は代替施設工事)による訴えの利益の消滅の有無(消滅せず) 3 裁判所の違憲審査権行使の要件 4 いわゆる「統治行為」と司法審理の範囲 5 憲法9条の法意 6 自衛隊は憲法9条2項の「陸海空軍」に該当するか(肯定) 7 保安林指定解除処分の目的が違憲の場合と、森林法26条の「公益上の理由」の存否(否定)
1 民訴法118条にいわゆる「訴訟費用ヲ支払フ資力ナキ者」の判断基準(イ事件) 2 いわゆる環境権及び人格権、土地所有権又は占有権或いは漁業権に基づく妨害予防請求訴訟についての訴額の算定方法(ロ事件))
1 地公法37条は憲法28条に違反するとして高校教職員の勤務評定反対の争議行為参加者に対する懲戒処分を取消した事例 2 高校教職員の1割以上からの当局に対する不満表明のための職務専念義務免除申請を附属校長が承認したのが、裁量権の逸脱として無効とされた事例
1 沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律27条1項、2項と憲法14条、31条 2 沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律26条2項1号、28条1項と憲法14条、31条
1 地方公務員法28条に基づく分限処分と任命権者の裁量権 2 地方公務員法28条1項3号にいう「その職に必要な適格性を欠く場合」の意義 3 地方公務員法28条1項3号該当を理由とする分限処分が降任である場合の任命権者の裁量権
南九州において競合する「村上屋」の一方が他方の支店のすぐ近くに同じ商号の支店を設けることが不正競争の目的を有する場合においても、商号使用差止請求をする側において、不正競争の事実があるとして差止請求を排斥した事例 〔ロ〕「大阪第一ホテル」との営業表示は、既存の「大阪大一ホテル」と類似しているが、誤認混同のおそれなしとして、その使用禁止請求が排斥された事例
原裁判後に作成された資料を含めれば勾留理由の存在が疑問となるが、原裁判当時に存在した資料によれば勾留理由があるとして、勾留の裁判に対する準抗告を棄却した事例
土地およびその地上建物の所有者が建物の所有権移転登記を経由しないまま土地につき抵当権を設定した場合と法定地上権の成否