「金属箔製造法」に関する特許出願について、本願発明が下塗層を剥離層のほか保護層としても利用することにより、工程の省略を達しえたとして、拒絶審決を取り消した事例
商法12条にいう正当の事由とは、交通杜絶等登記を知ろうとしても知り得ない客観的障害をいうのであって、当事者についての主観的事情を含まない
クレーン車のロープの切断による鋼材の落下事故につき、クレーン車の運転手の操作と作業の註文者の指図に過失があったと認めた事例
車道巾員が約15メートルで、中央に市電軌道の設けられている道路を横断しようとして中央軌道敷上に佇立していた歩行者と、対向車前照灯の直射を避けて進路左側に視線を向けたまま進行したため、その発見が遅れて右歩行者に衝突した自動車の運転手との過失割合を歩行者2、運転者8とした事例
1 付近土地の利用状況の変化を理由に借地条件を変更した事例 2 借地人に財産上の給付として更地価格の約10%に相当する金銭の支払いを命じた事例
軍手に貼付された標章が塗りつぶされた楕円形状を有していない点に登録商標との相違点があるとして、商標権に基づく差止請求が排斥された事例
強制和議認可決定確定後において、和議条件にかかわらず破産宣告当時破産者に対して有する債権全額をもってする相殺の許否(積極)
バス待合所の管理人がバス待合所内の長椅子を移動させたため、これに気付かず腰をおろそうとした待合客が転倒して負傷した事案につき、右管理人の過失を認めた事例
融通手形が信用保証協会の免責を定めた「金融機関(銀行)が注意を払ったならば、明らかに通常の商業手形ではないと考えられるもの」に該当しないとされた事例
赤色の停止信号に気づかず横断歩行者をはねた事故につき、信号機が赤と断定するのには疑問があるとして、その過失責任を否定した事例