株式会社に対しその整理開始前に負担した停止条件付債務の条件が整理開始後に成就したときと商法403条1項、破産法104条
1 11才の少年が、大人用足踏自転車に乗って橋上を右側通行中、強風にあおられて対向して来たダンプカーに倒れ込んで轢過された事故につき、30%の過失相殺にとどめた事例 2 未就労者が将来5年毎に昇給するとの前提の逸失利益算定方法を採用しなかった事例
パチンコ遊技場経営法人の所得金額を同業者7社の平均営業利益率をもとに推計し課税した処分が合理性を欠き違法とされた事例
後進車が先行車の右折地点を予測することが困難で、間もなくこれを追い抜き得る等特段の事情があるため信頼の原則の適用を排除した事例
競売開始決定に対する異議により右開始決定を取り消した決定に対する抗告事件において、右異議の事由が解消したとの理由で原決定を取り消したが別の異議事由についてさらに審理させるため原審に差し戻した事例
1 小土木会社従業員の逸失利益の算定につき、いわゆる将来のベースアップを考慮することは妥当でないとした事例 2 狭義の昇給につき、昇給が高い蓋然性をもって予定されているものと認められない場合は逸失利益算定の基礎たる収入に加味することは相当でないとした事例 3 独身者の生活費45%、慰藉料400万円とした事例
1 乗務員指導員たるの地位確認が確認訴訟の対象となるとされた事例 2 国労のDL・EL一人乗務反対斗争に参加した乗務員指導員を指導員から解任した措置が、違法争議参加を理由とするもので権利濫用・不当労働行為に該当しないとされた事例
1 犬が犬にかみ殺されたことによる交配料利益喪失150万円の損害賠償が認められた事例 2 犬の占有者が民法718条により払うべき注意義務について判示した事例 3 犬の交配料収入喪失は特別事情による損害と認定した事例
無期限出向を命ぜられた工員が、会社のこの点についての措置を非難する文書を同僚に郵送したことは、就業規則に定める虚偽事項の申述等にあたらないとして出勤停止3日の懲戒処分は効力を生じないと判定し、会社に2万円の慰藉料の支払いを命じた事例
1 行政不服審査法14条1項ただし書にいう「やむをえない理由」の意義 2 行政庁の不教示と右の「やむをえない理由」該当の有無 3 審査請求期間徒過後になされた同法58条1項の不服申立に対して、処分行政庁が実質的判断を加えたことと、期間徒過の瑕疵の治癒の有無
「ハンガー」に関する実用新案権に基づく差止等請求事件について、明細書中の作用効果に関する記載から連繋片をもって本件考案の要件の一つと判断し、これを欠く被告物件はその技術的範囲に属しないとした事例