1 刑訴法20条6号にいう「裁判官が事件について検察官の職務を行ったとき」の意義 2 さきに最高検察庁次長検事の職にあった最高裁判所の裁判官につき刑訴法20条6号の除斥原因がないとされた事例 3 最高裁判所の裁判官がさきに最高検察庁次長検事の職にあったことと刑訴法21条1項の「不公平な裁判をする虞」
1 刑訴法20条6号にいう「裁判官が事件について検察官の職務を行ったとき」の意義 2 最高裁判所の裁判官がその就任前に憲法および法律の解釈上同種の論点を含む他の事件につき高等検察庁検事長として上告趣意書を提出したことと刑訴法20条6号の除斥原因 3 最高裁判所の裁判官がその就任前に憲法および法律の解釈上同種の論点を含む他の事件につき高等検察庁検事長として提出した上告趣意書においてその論点に関する法律上の見解を明らかにしたことと刑訴21条1項の「不公平な裁判をする虞」 4 さきに最高検察庁次長検事の職あった最高裁判所の裁判官につき刑訴法20条6号の除斥原因がないとされた事例 5 最高裁判所の裁判官がさきに最高検察庁次長検事の職にあったことと刑訴法21条1項の「不公平な裁判をする虞」
ガス事業者に連絡しないでガス管を撤去し、そのために入居者がガス中毒による死傷を負った事故につき、重過失致死傷の責任を認めた事例
1 借地上の建物の無断増改築禁止の特約は、借地法4条、7条に違反するか 2 借地上の建物のとりこわしおよび再築につき、土地賃貸人が異議を述べなかったとしても、右特約にもとづく解除権等を放棄したとはみられないとされた事例
保証人が抵当権者に対する代位の附記登記請求権を保全する目的で抵当権の処分禁止の仮処分の附記登記をした後抵当不動産を第三者が取得した場合において保証人が抵当権者に対し抵当権の代位の附記登記手続を請求することの可否
緊急命令違反により過料を科されたのに命令を履行しなかった会社を合併した会社がさらに命令不履行の故をもって過料に処された事例
タクシーの乗客として同乗中、追突事故により負傷した書道家に対し、制作等に支障を来たした期間の認定と、その間の逸失利益算定例、および、右書道家のマネージャーをしていた妻に対し、入院中附添った期間の休業損害算定例
自動車の運転者が交通事故を惹起したにも拘らず被害者の救護義務と事故の報告義務を尽さなかったことが自己の負傷に基づく意識喪失による疑いが濃厚であるとして無罪を言い渡した一審判決を破棄して有罪とした事例