法人としての正常な組織活動を果たしていない会社の振り出した手形につき、右会社の実質上の掌握者に対しいわゆる法人格否認の法理の適用による責任を認めなかった事例
宅地から後退して道路に出ようとした普通貨物自動車の運転者が、道路側端から右側で約70糎、左側で約50糎進出した地点において、左後方から約22.8米先に原付自転車を発見して一時停止したところ、原付自転車の運転者の前方不注視により衝突した事故について、過失割合を、普通車を2、原付自転車を8と判断した事例
1 違法な捜査起訴維持控訴申立による損害賠償請求権の消滅時効の起算点を刑事判決確定時とした事例 2 捜査起訴控訴申立等の違法有責性の判断基準を示した事例 3 鑑定書に対する検察官の価値判断を違法とする基準を示した事例 4 検察官が公訴取消無罪の論告をしないことが違法とされる基準を示した事例 5 血液型鑑定の違法性の判断基準を示した事例 6 違法鑑定と起訴により生じた損害との間に予見可能性なしとした事例 7 検察官の控訴申立が違法有責とされた事例
1 刑訴法20条6号にいう「裁判官が事件について検察官の職務を行ったとき」の意義 2 さきに最高検察庁次長検事の職にあった最高裁判所の裁判官につき刑訴法20条6号の除斥原因がないとされた事例
1 刑訴法20条6号にいう「裁判官が事件について検察官の職務を行ったとき」の意義 2 さきに最高検察庁次長検事の職にあった最高裁判所の裁判官につき刑訴法20条6号の除斥原因がないとされた事例 3 最高裁判所の裁判官がさきに最高検察庁次長検事の職にあったことと刑訴法21条1項の「不公平な裁判をする虞」
1 刑訴法20条6号にいう「裁判官が事件について検察官の職務を行ったとき」の意義 2 最高裁判所の裁判官がその就任前に憲法および法律の解釈上同種の論点を含む他の事件につき高等検察庁検事長として上告趣意書を提出したことと刑訴法20条6号の除斥原因 3 最高裁判所の裁判官がその就任前に憲法および法律の解釈上同種の論点を含む他の事件につき高等検察庁検事長として提出した上告趣意書においてその論点に関する法律上の見解を明らかにしたことと刑訴21条1項の「不公平な裁判をする虞」 4 さきに最高検察庁次長検事の職あった最高裁判所の裁判官につき刑訴法20条6号の除斥原因がないとされた事例 5 最高裁判所の裁判官がさきに最高検察庁次長検事の職にあったことと刑訴法21条1項の「不公平な裁判をする虞」
ガス事業者に連絡しないでガス管を撤去し、そのために入居者がガス中毒による死傷を負った事故につき、重過失致死傷の責任を認めた事例
1 借地上の建物の無断増改築禁止の特約は、借地法4条、7条に違反するか 2 借地上の建物のとりこわしおよび再築につき、土地賃貸人が異議を述べなかったとしても、右特約にもとづく解除権等を放棄したとはみられないとされた事例
保証人が抵当権者に対する代位の附記登記請求権を保全する目的で抵当権の処分禁止の仮処分の附記登記をした後抵当不動産を第三者が取得した場合において保証人が抵当権者に対し抵当権の代位の附記登記手続を請求することの可否
緊急命令違反により過料を科されたのに命令を履行しなかった会社を合併した会社がさらに命令不履行の故をもって過料に処された事例