東京高裁昭47.3.25

所有権に基づき無権原占有者に対てなされた建物明渡請求が信義則に反し許されないとされた事例

大阪地裁昭47.3.27

被告人において被害者の抵抗を不能又は著しく困難ならしめる程度の脅迫を加えたと認めることはできないとして無罪の言渡をした事例

大阪地裁昭47.3.27

被用者が過失により加功した共同不法行為（詐欺）につき使用者責任を認めた事例

大阪地裁昭47.3.27

身元保証人に対する損害賠償請求につき、使用者である銀行にも行員の不正予防ないし早期発見の方策が不十分であり、不正発見後の措置にも過失があった等諸般の事情を斟酌し、損害賠償額を請求額の１割と算定した事例

仙台高裁昭47.3.27

「悪徳司法書士逮捕、青森暴力団と組んで詐欺」という新聞見出しが名誉毀損にあたるとされた事例

東京高裁昭47.3.27

賭博開張図利罪と常習賭博罪との間における公訴事実の同一性の有無

東京高裁昭47.3.27

選挙運動に従事する者が単なる事務または労務を行なったことに対し報酬を支給することの可否

東京高裁昭47.3.27

建物の登記名義が真実に合致しないため、法定地上権をもって敷地の所有権取得者に対抗できないとされた事例

東京地裁昭47.3.27

事故による傷害（左大腿骨大転子骨折）に基因する全身衰弱により、死亡した被害者の損害額算定にあたり、持病（気管支喘息等）の死亡に対する寄与度を２割とし、これを減額した事例

大阪地裁昭47.3.28

株式会社が解散していないのに、解散したとして清算人を選任した旨の登記が存する場合、清算人として登記されている者を第二次納税義務者としてなした国税の納付告知処分を違法として取り消した事例

大阪地裁昭47.3.28

米国で法人格を有する会社と日本国籍を有する２会社との間で米国において締結された契約の準拠法として日本の法令が適用された事例

大阪高裁昭47.3.28

国道上の故障車放置と国家賠償法２条１項の責任

東京地裁昭47.3.28

レッドパージされた者からする雇用関係存在確認請求が「依願退職する」との裁判上の和解の既判力により失当とされた事例

大阪地裁昭47.3.28

民法１３０条の法理による不動産仲介業者の報酬請求が認められなかった事例

大阪地裁昭47.3.28

都市計画事業の対象土地上に存する建物の売買契約につき、売主が右建物の収去は９年先であると言明したが、真実は２年先であったとしても、買主において自己の見込みにもとづいて右契約を締結したときは、同契約に瑕疵がないと認めた事例

大阪地裁昭47.3.28

高額治療費（請求額５,４１８,０４８円）につき、減額認容した事例

最高裁三小法廷昭47.3.28

道路交通法１１７条の罪の成立に必要な事実の認識の程度

広島高裁昭47.3.28

夜間走行の運転者に対向車との関係で速度減速義務があるとした事例

東京高裁昭47.3.29

特定の店舗内にある什器備品および商品を目的とする譲渡担保の効力

＜新判例評釈　２５５＞「採用内定」の法的性質とその「取消」

山口浩一郎