1 事故と死亡との間に相当因果関係を認めなかった事例 2 自賠責保険金300万円につき、死亡による損害を認容していないことから損害の填補と認めなかった事例 3 横断中の歩行者と車の衝突事故につき、過失割合を前者2、後者8とした事例
父と息子が共同で買い受けて家族構成員で使用していた自動車を、娘とその婚約者が借りてドライブに出かけ、交替で運転していたところ、婚約者が運転中に事故が発生し、娘が死亡した事故について、娘は自賠法3条の他人に該当しないと判断した事例
窃盗の事実を追及されてこれを認める旨の書面を作成した者が、その直後に自殺したとしても、追及者に右書面作成の強要もしくは脅迫があったと断定することができないとして、同人に対する損害賠償請求を認めなかった事例
巾員7.5米の県道と巾員約5米の市道の交差点における出合いがしらの衝突事故につき、過失割合を県道運転者7、市道運転者3とした事例
死亡時19才の独身男子の得べかりし利益を算定するにあたって、本人および将来結婚した場合における妻子の生活費を含めた世帯生活費を本人の必要生活費として収入金額から控除すべきであるとして、収入の73パーセントを控除した事例
1 勤務1年後に交通事故で死亡した満20才の公社職員の得べかりし利益を賃金センサスに基いて算出し、公社に勤務を続けることを前提として昇給、退職金を考慮すべきではないとした事例 2 公社が支払った葬儀費用のうち、職員業務災害補償規則により支払うべき金額は民法422条の類推で、それを超える分は民法702条で加害者に請求できるとした事例
電気メッキ業を営む会社の代表取締役に対し、工場廃水の廃棄に関し毒物及び劇薬取締法15条の2、24条5号違反の罪の成立を認め、当該会社をも処罰した事例