1 動産の譲渡担保権者と第三者異議の訴 2 右被担保債権の発生原因および数額について主張立証がないとして第三者異議の訴を優先弁済権確認の限度でも認容する余地がないとした事例
1 建築工事請負業者の受傷のために大工・人夫等を指示稼動させえなかったのに、事故当日と翌日の2日間、既に雇ってあった大工人夫等に58、000円の賃金を支払わざるを得なかったものを同人の損害と認めた事例 2 東西の直線道路と丁字型に交わる南側道路より東へ右折するべく西行車輌のみに気をとられ、東行直進車等左側の安全を確認せず発車した加害者の左前部が、西行被害車の右後部に接触した事案につき被害車側の過失は加害者側の過失に比べ軽微であるとして過失相殺しなかった事例
1 被害者の妻が付添看護のため勤務先を休業したことによる損害と被害者たる夫の負傷との相当因果関係が否定された事例 2 右の場合に、付添看護婦費用相当額を被害者の妻の固有の損害とする請求が排斥された事例
「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律(昭和45年法律128号)」1条に基づく「地方公共団体の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する施行令(昭和45年政令341号)」3条により定められた選挙人名簿の登録基準日と選挙権の実体的要件である住所要件算定(逆算)の基準日
「麻糸使用の紗織物」に関する実用新案の登録を無効とした審決について、被膜形成のため合成樹脂溶液が権利者主張のように限定されるものとはいえないとして、審決の結論を是認した事例
「多層塗布法」に関する特許出願について、引用例においては、本願発明におけるビート塗布法を示唆するものとはいえないとして、拒絶相当とした審決を取消した事例
代物弁済により取得した物に瑕疵があり、当初合意の金額より廉価でしか転売できなかった場合において、右代物弁済契約が否認されたとき債権者が返還すべき金額
後遺症のため労働能力が低下している被害者に事故減収がない場合について、労働能力減少による財産的損害を認めることの可否