不動産の買主が、未知の売主の実印および印鑑証明書を所持する者の代理権を信じたことにつき、民法110条にいわゆる正当の理由ありとはいいがたいとされた事例
原告製品である吊杆においては被告が権利を有する「吊杆に於ける安定装置」に関する登録実用新案の必須条件である2つの垂杆を有しないとし、権利範囲に属するとした審決を取り消した事例
「精米装置」に関する特許権についてその特許を無効とする審決の理由とする3つの引例によれば、研削式無噴風摩擦式の組合わせは容易に考えられるとして、特許を無効とした審決の結論を是認した事例
横断者があったため停止した護送車に乗っていた在監者が、その衝撃により受傷したとして慰藉料の請求をしたが、慰藉されねばならぬほどの傷害があったとは認められないとした事例
交差点内における、前方注視を怠った直進乗用車と、交差点中心部を右折しようとした自転車との衝突事故につき、両者の過失割合を5対5とした事例
新株が株主総会の特別決議を経ることなく株主以外の者に対して特に有利な発行価額をもって発行された場合と新株発行の無効原因
1 試用契約の法的性質について判示した事例 2 女子中学校教師の礼儀作法、言語態度、不潔等の行状が試用期間中の解雇理由に値しないとして解雇権濫用の主張を認めた事例
外傷性神経症によっては、労働能力の喪失を来すことはないとし、右症状のため不就労であったための損害は、事故と相当因果関係はないものとされた事例
双方の過失に基因する同一交通事故について一方が同事故による損害賠償を訴求したときに他方が同事故による損害賠償権を自動債権として相殺することは民法509条の法意に反しないとされた事例
1 第三者の行う欺罔行為に基づき成立した契約を民法96条2項の規定により取り消しうるとされた事例 2 右規定により売買契約が取り消された場合、売主・買主の原状回復義務については特別の事情のないかぎり同法533条を類推適用すべきである