1 常習累犯窃盗を構成する窃盗の手段として住居侵入がなされている場合の擬律 2 数個の常習累犯窃盗の間に窃盗の手段としての住居侵入がなされている場合の擬律
本件相続財産処分の審判申立は民法958条の3所定の期間経過後になされたものであるところ、右は前件審判後新たに発見された相続財産につき前件申立に対象物件を追加補充する旨の申立であることが認められ、さきになされた申立と一体をなすものというべきであるから、法定期間内になされたものとして処理するのが相当である。
1 行政不服審査法22条3項の弁明書副本送付請求権の範囲 2 審査庁係官の調査メモにつき同法33条2による閲覧請求権が否定された事例
会社社長が追突事故によって、頚・腰部捻挫の傷害をうけ、通院治療した事案につき、「会社代表者としての事務処理を遂行しえない状態に陥ったものと認めるのは困難である」として休業損害を認めなかった事例
1 修理代金の支払がないため、被害車輌をモータープールに預けた事案につき、その保管の一部を損害と認めた事例 2 医師に対する謝礼を否定した事例
被相続人に対する侮辱が廃除事由に該当するというためには、「重大な」もの、すなわち相続的協同関係を危殆ならしめるものと認められるものでなければならない。そして、右重大なものであるかどうかの評価は、相続人の行為のよってきたる原因にまで遡り、その原因について被相続人に責任があるか、またそれが一時的なものにすぎないかなどの事情を考究し、これを斟酌考量したうえでなさるべきものである
交通整理の行われていない交差点で、左右の見とおしがきかず、かつ一時停止の標識のある道路に先入した自動車運転者が、これとほゞ等しい道路幅員で交差する道路の左方から右交差点に進入してきた自動車と衝突した事故につき、被告人の過失責任を否定した事例