条件付採用中の町立保育所保母に対する成績不良を理由とする免職処分が処分事由につき疑問ありとしてその効力を停止された事例
1 預金契約者の認定 2 預金等に係る不当契約の取締に関する法律2条の「特定の第三者と通じ」の意味 3 同条に違反した預金契約の効力
被害者の過失は加害者のそれと比べてはるかに大きいが、既に加害者から被害者に支払われた金員がすべて治療費にあてられていることを斟酌して賠償額を右治療費相当額とし、損害賠償請求の本訴も、過払金の返還を請求した反訴も、ともに棄却した事例
強制猥せつに引きつづき強姦未遂が行なわれ傷害の結果を生じたが、右傷害が強姦の著手時点の前後いずれの暴行によって生じたか不明な場合の擬律
医学的な見地から精神病者、精神薄弱者および精神病質者とされない者については、少なくとも精神の障害のため自傷他害のおそれが顕著でないかぎり、保護義務者を付すべき精神障害者に含まれないと解すべきである
被害者の反抗を著しく困難ならしめる程度の暴行脅迫がなされたという証明がないとして強姦罪につき無罪の言渡がなされた一事例
逸失利益算定に関する当事者の主張と弁論主義 逸失利益算定のために設定する将来の稼動期間、収入額生活費等についての当事者の主張は損害の評価のための過程にすぎないからいわゆる狭義の弁論主義に関しないものとして裁判所を拘束しない
1 家事審判のごとき非訟事件の申立ての範囲を拡張する場合には、必ずしも書面をもって明示的にすることを要しない 2 婚姻費用分担の請求者が同居する未成熟子の生活費を併せて請求することは、本来あるべき婚姻共同生活を維持継続するために必要な費用であるから当然に許容されるべきところであり、右未成熟子がすでに成年に達しているとしても、生来病弱で再三にわたり入院加療を続け、現在もなお自宅で専ら母の世話になって療養生活を送っており到底独立して生活を営むに足る能力を有しない場合は、法律上の未成熟子とみるのが相当である
遺産分割審判事件においては、遺留分減殺請求の効力等に争いがあり、すでに民事訴訟が係属している場合でも、また減殺請求の目的となった遺贈物件以外に遺産がない場合でも、家庭裁判所は、減殺請求の効力等につき独自の判断を行ない、分割すべき遺産の範囲を確定したうえ分割の審判をなすべきものと解する