1 昭和25年東京都条例44号(以下「都公安条例」という)3条1項但書と憲法21条 2 都公安条例5条のうち東京都公安委員会が付けた条件の違反を処罰する部分と憲法31条 3 集団示威運動につき付された交通秩序維持に関する条件の違反を処罰することと憲法31条・21条 4 都公安条例4条は警察官職務執行法5条との関係で憲法94条・地方自治法14条1項に違反するか
1 過去の不当労働行為と同種もしくは類似の行為を禁止した労働委員会の救済命令に違反したとの理由で過料の制裁を科することが違法でないとされた事例 2 右過料の制裁と憲法31条・32条
条件付採用中の町立保育所保母に対する成績不良を理由とする免職処分が処分事由につき疑問ありとしてその効力を停止された事例
1 預金契約者の認定 2 預金等に係る不当契約の取締に関する法律2条の「特定の第三者と通じ」の意味 3 同条に違反した預金契約の効力
被害者の過失は加害者のそれと比べてはるかに大きいが、既に加害者から被害者に支払われた金員がすべて治療費にあてられていることを斟酌して賠償額を右治療費相当額とし、損害賠償請求の本訴も、過払金の返還を請求した反訴も、ともに棄却した事例
強制猥せつに引きつづき強姦未遂が行なわれ傷害の結果を生じたが、右傷害が強姦の著手時点の前後いずれの暴行によって生じたか不明な場合の擬律
医学的な見地から精神病者、精神薄弱者および精神病質者とされない者については、少なくとも精神の障害のため自傷他害のおそれが顕著でないかぎり、保護義務者を付すべき精神障害者に含まれないと解すべきである
被害者の反抗を著しく困難ならしめる程度の暴行脅迫がなされたという証明がないとして強姦罪につき無罪の言渡がなされた一事例