祭祀承継者指定の審判において、被相続人との血縁関係、親族関係、共同生活関係、祭祀承継の意思および能力、被相続人との親和関係等については、養女である申立人と、被相続人の前妻の生存中から被相続人と婚外関係にあり同女の死後に婚姻して妻となった相手方との間に差異はないが、本件墳墓取得の目的、管理等の経緯からすると養女を祭祀承継者とするのが相当であるとした事例
虚偽出生届にもとづく表見上の父母と子との間の親子関係を確定する準拠法は、法例18条1項を類推適用して、父母と子との双方の本国法を準拠法とするのが相当である
便槽内に婚外子を生み落した19才の女店員が、その事実に気づきながら救助せず死亡させた事案につき、不作為による殺人を認めた事例
ブレーキ・オイルの漏洩によるブレーキ故障を認識しうる状況にありながら運転を続け、フートブレーキの効果を失って追突事故を惹起した運転手の過失肯定例
相互銀行の支店長が個人として保証したのを、あたかも支店長として保証するかの如く思わせた等の事情により、相互銀行に不法行為の使用者責任を認めた事例
弁護士が公証人であった当時作成した遺言公正証書に基づき遺言執行者がその遺言を執行するためにする訴訟事件は当該弁護士にとって弁護士法25条4号の「公務員として職務上取り扱った事件」ではない
貸付元帳・預金元帳等の一連の帳簿によれば甲が貸付を受けて乙の口座に振込入金したものである旨の記載がある場合に乙の代理人として甲が貸付を受けたものであると認定された事例
相続人中相手方甲および乙は審判前の処分によって遺産である農地の一部をそれぞれ耕作することを認められており、その他の相続人は相手方丙を除き、右甲又は乙のいずれかを支持して自己の取得分をその者に与えたいと望んでいる事案において、相手方甲および乙に遺産を分割取得させ相続分超過分については他の相続人に対し債務負担を命ずる方法は相手方甲および乙の支払能力に疑問があり、さりとて甲および乙を中心とするグループごとに遺産を共有取得させる方法も紛争の抜本的解決とはならないので、各相続人に相続分に見合う財産を取得させ、各自がその取得分を譲渡する意思があれば自己の欲する者に状とするなどの方法により解決するのが相当であるとし、相手方甲および乙が後にこれを支持する者から遺産の譲渡を受けた場合の耕作の便宜をも考慮して、遺産の分割をした事例
1 昭和25年東京都条例44号(以下「都公安条例」という)3条1項但書と憲法21条 2 都公安条例5条のうち東京都公安委員会が付けた条件の違反を処罰する部分と憲法31条 3 集団示威運動につき付された交通秩序維持に関する条件の違反を処罰することと憲法31条・21条 4 都公安条例4条は警察官職務執行法5条との関係で憲法94条・地方自治法14条1項に違反するか
1 過去の不当労働行為と同種もしくは類似の行為を禁止した労働委員会の救済命令に違反したとの理由で過料の制裁を科することが違法でないとされた事例 2 右過料の制裁と憲法31条・32条