1 いわゆる採用内定者につき労働契約の成立時期如何を判断した事例 2 使用者からする採用内定取消通知が労働契約成立後のため解雇の意思表示とみなされ、権利濫用として無効とされた事例
借地契約の残存期間が約2年であり、期間満了時における更新拒絶の正当事由の有無が予測できない、として、借地条件変更申立てを棄却した事例
「稲収穫機における自動脱粒装置」の発明に関する特許出願について、周知技術をも参照すれば引例から容易に考えられるものとして拒絶相当の結論を是認した事例
1 犯人の意図した誘拐の目的の点が記載されていない告訴状による告訴の効力が、猥褻誘拐と強制猥褻の両公訴事実に及ぶとされた事例 2 猥褻誘拐と強制猥褻とが牽連犯の関係にあるとされた事例
1 長さ1メートル前後の角棒は刑法208条の2にいう「兇器」にあたるか 2 刑法208条の2にいう「集合」の意義 3 刑法208条の2にいう「集合」にあたる状態の継続と兇器準備集合罪の継続
目撃証人の証言によれば、被告人が歩行者を轢過したと疑われるふしがないではないが、それだけでは、被告人が犯人であるとの確証となし得ないとして無罪を言渡した事例
解雇の事前協議協約につき、人員大量整理の必要性、規模、基準に関し協議をつくしたとしても、被解雇者の特定につき協議をつくしていないとして解雇の意思表示が無効とされた事例
1 民法860条により選任された特別代理人のした遺産分割の協議が無効でないとされた事例 2 右特別代理人が選任された場合に民法866条の適用があるか(積極) 3 右特別代理人が関与した遺産分割の協議が民法866条の取消原因にあたるとされた事例 4 右特別代理人が選任されている場合と後見人につき善管義務との関係