1 実用新案権の登録を抹消する行為は行政処分である 2 実用新案権に関する登録料不納付通知をしなかった場合の法的効果
1 付近の土地の利用状況の変化を理由に建物の構造に関する借地条件変更の申立を認容した事例 2 右認容に伴う付随処分として更地価格の約10%に相当する金員の支払を命じた事例
法務大臣の特別在留許可をしない措置が本案の審理を経ない限り適法であるとは断じ難いとして退去強制令書の執行停止を認めた事例
左折後、一時停止の標識が出口に設けられている道路に進入した被告車両が、前方注視を欠いたまま時速約30キロメートルで道路中心線のやや右寄りを進行して来た原動機付自転車と衝突した事案について、被告人の過失を否定した事例 左折の際の法規違反は本件事故と関係なく、被害者の異常な行動に気づくのがおくれ、結果回避措置をとれなかったことを非難できない場合であるとされたもの
1 騒音・振動を発する鉄工所に対し近隣の住民からの慰藉料請求を認めた事例 2 民法724条の「損害を知りたる時」の意義
死亡事故の加害者が、死亡者の相続人たる原告の生死分明でないことを事由に、失踪宣告の申立をなし、賠償請求訴訟においては、失踪宣告あれば訴提起時にも死亡したと看作されることになる故、訴は却下さるべきであると主張したのに対し、原告は、いまだ失踪宣告を受けておらず、従って当事者能力・適格を有していることは明らかであるうえ、被告の失踪宣告申立が許されるものかは多大の疑問があるとして、却下の申立を斥けた事例
会社更生計画の「予想された額をこえる収益金の使途に関する条項」中の債権の繰上弁済の定めは、更生債権者に直接の法的効果をもたらすか
1 「メラミンの製造法」に関する特許発明が、その技術分野における基礎的発明なりと認定した事例 2 温度条件の上限について記載がない特許発明の技術的範囲の解釈 3 特許権侵害と実施料相当額の認定 4 特許権侵害と不当利得の成立