1 配偶者の一方に著しい非行がある場合、被相続人たる配偶者が相手方の非行を請求理由に離婚するか、または推定相続人の廃除を請求するかは当該配偶者の自由であり、むしろ、夫婦関係は継続しながら、相手方の相続権のみを剥奪しておこうとするところに配偶者たる推定相続人に対する廃除を認めた法の趣旨があるというべきである 2 配偶者に対する推定相続人廃除の請求につき、廃除の原因として主張された事実が、たまたま離婚原因にも当るとしても、被相続人たる配偶者が離婚を請求せず、相続人の廃除を求めて裁判所にその申立てをしたときは、裁判所は夫婦間における離婚原因の有無にかかわることなく、当該廃除の申立についてその当否を審理判断すべきである
1 職務外においての警察官に対する有形力の行使が就業規則にいう懲戒事実たる「著しく所員としての体面を汚し」「その情が重いとき」に当らないとして懲戒解雇が否定された事例 2 拘禁による13日間の無断欠勤が本人の責に帰し得ない事由によるものとして懲戒解雇事由たることを否定された事例
1 実用新案権侵害による損害賠償請求事件における中間判決の事例 2 登録実用新案の技術的範囲と公知技術 3 損害賠償請求の対象方法に使用する装置につき実用新案登録出願公告がある場合の法律関係
1 政治的意見による差別的取扱いとしてなされた解雇の効カ 2 イデオロギーの相違を理由とする解雇の成否 3 イデオロギーに基づく具体的行為を理由とする解雇の成否