会社更生法138条1項後段の規定によって調査することとなった更生債権または更生担保権と届出期間の徒過を事由とする異議の許否
1 遺産の範囲は相続の開始により始めて確定するのであって、その相続放棄や分割協議は、そのとき以後における各相続人の意思によりなさるべきものであるから、当事者間で事前にこれらの意思表示をしても無効である 2 将来相続すべき物件に関する相続を停止条件とする贈与契約は、相続開始前における相殺放棄もしくは遺産分割協議と同じ結果をもたらすものであるところ、右相続放棄もしくは遺産分割協議は前判示一のとおり無効と解すべきであるから、右贈与契約も効力を認めることができない
1 被用者の職務外の自動車運転により生じた事故について、使用者に民法715条の責任を認めた事例 2 事故により致命傷を負って数日後に死亡した被害者の慰藉料請求権発生の有無(消極)
1 少年の被疑事件につき捜査等に日時を要したため家庭裁判所の審判を受ける機会が失われたときと捜査手続の違法 2 捜査手続の違法と公訴提起の効力
原動機付自転車の運転者が、その後部荷台に成人男子を乗車させ、交通整理の行われていない交差点に進入後、左方の道路から同交差点に進入せんとする普通貨物自動車を発見して急加速の処置をとりながら進行して間もなく、後部荷台の乗人が転落死亡した場合に、運転者の過失を否定し、無罪を言渡した事例