1 政治犯罪人不引渡の原則は国際慣習法か 2 退去強制処分が政治犯罪人不引渡の原則に反するとされた事例 3 退去強制処分が逃亡犯罪人引渡法2条1号、2号に反するとされた事例 4 抗告訴訟、執行停止の申立ての時間的余裕を与えないでした退去強制処分と担当公務員の故意過失 5 生命侵害でない場合における近親者の慰藉料請求権(退去強制処分を受けた者の妻子に慰藉料を認めた事例)
1 相続放棄の申述の受理に関する審判は、相続放棄の有効無効を確定する裁判ではなく、単に相続放棄の意思表示を受領し、これが相続人の真意に基づくものであることを公証する機能を有するにとどまるものである 2 相続放棄が仮に無効なものであったとしても、その申述が申述人の真意にしたがったものである以上これを受理せざるを得ない
失対事業運営管理規程の全面実施につき市側に誠意をもって団体交渉に応ずる態度がなかった場合、自労側が不退去であっても反社会性軽微で違法性がないとして無罪を言渡した一事例
「黒板塗料」についての特許出願に対し、拒絶理由として引用されたものが雷管であっても非磁性物品に磁性の塗料膜を設けるための塗料という技術分野において一致し、特許を拒絶するのが相当とした事例
「袋」に関する実用新案登録願について、拒絶理由である刊行物記載の細紐とは物品を異にしても技術分野を異にするとはいえないとして登録拒絶を相当とした事例
「繊維素グリコール酸ソーダの製造方法」という発明が、二つの引例から当然予測される効果の範囲を超えるものなしとしてその特許を拒絶するのを相当とした事例
刑の執行猶予言渡の取消決定に対する即時抗告棄却決定に対して特別抗告の申立があった後に刑の執行猶予期間が経過した場合と刑の執行
1 「団結」「要求貫徹」と染めぬいた腕章を着用したまま就労することが債務の本旨に従った労務の提供にあたるとされた事例 2 指名ロック・アウトが組合の就労申入後その正当性を欠くに至ったとされた事例
救護義務違反が否定された事例 交通事故の結果人が負傷しても、その程度が軽微で社会通念上運転者らの助けをかりなくても負傷者が自ら受傷後の措置を十分にとりうると認められるような場合には、救護義務は発生しない。