氏の難読・難書又は奇異が戸籍法107条1項に規定するやむを得ない事由に該当するといい得るためには、社会の通常人が一見して難読・難書であると感ずる程度に顕著でなければならず、また、或る氏が奇異であるか否かは、個人の主観を基準としてではなく、社会の通常人が奇異と感ずるか否かを基準として客観的に決せられるべきである
1 死亡した6才の女児について、女子労働者の平均給与額によって得べかりし利益の額を算定した事例 2 香奠返しの費用は不法行為による損害に含まれるか(消極)
酒気を帯びて蛇行運転を繰り返しながら先行する自動二輪車が警笛を吹鳴した直後一旦は避譲したように見えたのでこれを追越そうとして自車を接触負傷させた事案につき自動車運転者の過失責任を認めた事例
1 防火地域の指定、附近の土地の利用状況の変化等を理由に建物の構造に関する借地条件を変更した事例 2 借地法8条ノ2第3項にいう「当事者間の利益の衡平を図る為」とある意味
1 増改築許可に伴う付随処分として更地価格の3%にあたる金銭の給付を命じた事例 2 借地法8条ノ2第3項にいう「当事者間の利益の衡平を図る為」とある意味
1 増改築許可申立を認容した事例 2 右認容に伴う付随処分として、賃料額のみを変更し、金銭給付は要しないとした事例 3 本件判示の事実関係のもとでは、借地権を設定したものと認められる
1 芸術的思想的価値のある文書と猥褻性 2 文書の部分についての猥褻性と文書全体との関係 3 憲法21条・23条と公共の福祉 4 法律判断で無罪を言い渡した第一審判決を事実の取調をすることなく破棄し控訴裁判所がみずから有罪の言渡をすることと刑訴法400条但書
1 教科書検定手続において作成された文書は、教科書著作者との法律関係につき作成された文書か 2 教科書検定手続関係文書の開示と民事訴訟法272条の「職務上の秘密」 3 抗告審において文書提出命令申立却下決定を取り消す場合の措置
刑事訴訟法382条の2第1項にいう「やむを得ない事由によって取調を請求することができなかった場合に」当らないとされた事例